ヤサシイエンゲイ

花壇の縁取りなどに利用される

エリシマム

エリシマム
科名:アブラナ科
学名:Erysimum (= Cheiranthus)
別名:ケイランサス チェイランサス ニオイアラセイトウ
原産地:南ヨーロッパ
草丈:30cm-80cm
開花期:4月-5月

難易度バー バー バー バー バー (そだてやすい)
耐寒性バー バー バー バー バー (ふつう)
耐暑性バー バー バー バー バー (ややよわい)

エリシマムとは

南ヨーロッパを中心として80種が分布します。日本で主に栽培されているのはウォールフラワーを元に改良された品種です。

花の大きさはおよそ2cm、4枚の花びらがかわいらしく十字型に開く一重咲き(八重咲きの品種もあります)で色は赤、オレンジ、黄色、白などがあります。和名のニオイアラセイトウの通り花は甘い香りがします。花壇の縁取りなどに利用されます。

エリシマムの名前はヒポクラテスが用いた古ギリシア名「erysimon」にちなみます。

種類

〔〕内は学名。E.はErysimumの略。

エリシマム・ケイリー〔E. cheiri〕(ウォールフラワー)の改良品種の他、葉が細長くて縁に斑のはいるリニフォリウム’バリエガツム’〔E. linifolium 'Variegatum'〕アリオニー〔E. ×allionii〕などの品種も出回っています。アリオニーはヨーロッパではよく親しまれている種で、「シベリアン・ウォールフラワー」の名前で流通することもあります。

栽培カレンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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タネまき
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日当たり・置き場所
日当たりと水はけの良い場所が適しています。

真夏は直射日光を避けた半日陰に置きます。地植えでは場所を移せないので、気候が合えば別ですが毎年楽しむのはなかなか難しいです。高温多湿の時期を乗り切るのが一番のポイントです。

暑さには弱いですが、耐寒性は同じアブラナ科のストック(霜に弱い)より強く、その点では栽培しやすいともいえます。

水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。

肥料は植える前に土に混ぜ込んでおけばそれ以上必要ありません。

かかりやすい病気・害虫
春先からアブラムシが発生します。見つけ次第薬剤を散布します。

苗の時期に立ち枯れ病が発生することがあります。タネをまく際は清潔な土を用いましょう。

植え付け・用土
鉢植えは赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を用います。

苗が大きくなってから植え付けても根付きにくい性質なので、本葉4~5枚の小苗の時期に植え付けます。花壇は鉢に直接タネをまいて間引きながら育てても良いでしょう。植え付け間隔は20cm~30cm、鉢植えにする場合は5号鉢(直径15cm)に1株が目安です。

ふやし方
発芽適温は20℃前後、9月中旬~10月上旬がまき時です。タネまきが遅くなると春になっても花を咲かせない株が出てくるので気をつけましょう。

秋にタネをまいて、春に花が咲いた後に枯れる秋まき一年草として扱うのが一般的です。これは夏の高温多湿で枯れてしまうケースが多いからですが、夏も涼しい場所で気候が合えば数年間はよく花を咲かせてくれますので、一年で枯れると割り切らずに夏越しに挑戦するのもありです。

手入れ
翌年も花を楽しむ場合、花が咲き終わった後に茎を切り戻して雨の当たらない風通しの良い場所で管理します。花がひととおり咲き終わったら茎の頂点を花がらごと切り詰めると脇の枝にも花がつきます。

ポイント
・タネまきの適期は秋
・高温多湿が苦手
・肥料はさほど要らない

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アブラナ科