日本南部から台湾、東南アジアにかけて約110種類が分布する大型のシダ植物で、なんとなく原始的なイメージの草姿が特長です。茎がすくっと立ち上がり、大きくなると高さ4m以上、茎は径50cmの太さに達します。茎の上部から放射状に出る葉は細かく裂けて鳥の羽のような形になっています。茎の表面を「気根」と呼ばれる細かい根が密にからみ合って覆い、まるで木の幹のようになります。この特徴的な茎は「ヘゴ材」として材木のように使ったり、ランや観葉植物の植え付け資材や支柱に広く利用されてきましたが、乱獲により自生しているものの数は減少しています。また、新芽を食用にできる種もあるそうです。 属名のシアテア(Cyatheaceae)はギリシア語で「コップ、盃(さかずき)」を意味する「キアトス」に由来し葉の裏につく「胞子のう(胞子を作って収納している袋状のもの」の形がコップのように水を受ける形になっているところから名付けられました。
■水をたっぷり与える 空気中の湿度の高い環境を好み乾燥を嫌います。春〜秋の生育期には土の表面が乾きだしたらたっぷりと水を与えましょう。また、茎を覆う気根からも水分を吸収しますので、じょうろなや霧吹きなどで葉と茎にもたっぷりと水をかけてあげましょう。気根を乾燥させると枯れてしまうことがあります。秋以降は水やりの回数を減らして用土を乾かし気味にしますが空気中の湿度を保つため、こまめに葉に水をかけます。 ■耐陰性が強い 耐陰性の強い植物ですが、ある程度日光の当たる場所の方が良く育ちます。やわらかい間接光の当たる窓辺や半日陰の場所が適しています。 ■寒さに弱い 熱帯性の植物で、寒さには比較的弱いです。 越冬には最低5℃以上、できれば7〜8℃を確保しましょう。 ■肥料 生育期、2ヶ月に1回ゆっくり効くタイプの固形肥料を株元に与えます。 ■病害虫 カイガラムシが発生することがあります。見つけ次第薬剤を散布するか歯ブラシなどでこすり落として駆除します ■植え替え 2〜3年に1回、成長に応じて一回り大きな鉢に植え替えます。植え替える際、鉢底には大粒の軽石などのゴロ土を多めに入れて水はけを良くします。用土は赤玉土と腐葉土を5:5に混ぜたものを使います。また、茎を乾燥させるとその後の生育に支障を来すことがありますので、作業は強い風や直射日光の当たらない場所でできるだけ手際よく行いましょう。作業の適期は気温が上昇する5〜6月です。また、8号(直径24cm)以上の大鉢に植え替える場合は生長速度などを考えてふたまわり大きい10号鉢(直径30cm、尺鉢とも呼ばれます)を選びます。 ■ふやし方 胞子で増えますが、一般家庭での繁殖は難しいです ’ヘ’からはじまる植物 ヘゴ科 観葉植物 |
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