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肥料のコツその2 肥料のかたちとやり方

 

 
肥料には成分の違いも大切ですが、種類やり方によっても効果が大きく異なります。特にひっきりなしに花を咲かせる草花などは長い間、花を楽しむためには肥料を切らさずに与えることが大切となります。固形と液体でも性質が異なります。ここでは肥料は同様に与えればよく効くのかと、費用の形による違いについて説明します
 

緩効性肥料と速効性肥料

  効き目によって使い分けする  
   肥料は効き目によって2つに分けられます。肥料を与えて効き目がすぐあらわれるが、持続性のないものを「即効性肥料」。逆に与えてすぐには効き目をあらわさないが、徐々に効き目があらわれ、持続性のあるものを「緩効(かんこう)性肥料」と呼びます。「緩」はゆるやかという意味です。まずはこの2種類の肥料を植物により使い分けることが大切です  
 
  ゆっくりと効く緩効性  
   緩効性肥料は、有機質肥料(自然にあるものを肥料にしたもの)などがあります。また、人為的に作られた固形肥料なども、ゆっくりと肥料の成分が溶け出すようにしていくものもあります。長く効く反面、施してすぐくらいは、肥料としての効果が望めません。徐々に土の中に肥料の成分が溶けだしていくからです。例を挙げますと、油かすは、だいたい施してから1ヶ月目くらいから肥料としての効果が現れ、半年くらい効果が持ちます  
 
  すぐに効くから速効性  
  それに対して、速効性肥料は水で薄めて使用する液体肥料などに代表されます。与えるとすぐに肥料としての効力を発揮しますが、その反面効き目が長続きしません。肥料の効力が続くのはせいぜい5〜7日くらいなので、植物によっても異なりますが、生育期には、1週間から10日に1回くらいのペースで与えることになります  
 
  長く肥料の効果を持たすには  
   肥料は植物の生育期間中は切らしてはなりません。しかし。緩効性は効果が出てくるまで時間がかかるし、速効性は効き目がすぐになくなるし。効き目を長続きさせるためにはどうしたらよいか。肥料を与える上でのテクニックをお教えします  
 
  ちょっとしたテクニック  
  ◎緩効性+速効性 左のグラフを見てください。それぞれ、緩効性と速効性の肥料の効き目をグラフに表したものです。タテ軸が肥料が土にとけ出す量、ヨコ軸が肥料をやってからの経過時間をあらわしてます。緩効性肥料と速効性肥料を同時に使用した例です。速効性の肥料が先に効果をあらわし、効果が薄くなってきた頃に緩効性の肥料が効き目を発揮しています。これは簡単にグラフにしたものなので、こううまくはいきませんが、それぞれの短所を補い効果を持続させるのがこの肥料のやり方のねらいです  

◎速効性→速効性→速効性 速効性肥料の効き目はだいたい1週間くらい。それをピークに肥料の効果は弱まります。と、いうことはグラフのようにピーク時にもう一度新たに肥料を与えると、効果が薄れることなく、肥料の効き目が長続きします。1回目を与えて間隔を少しあけてから2回目…そうすると1回目の効き目が弱ってきた頃に2回目の肥料の効き目があらわれてくる…ということがよくわかりますね
 
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