関東より西〜沖縄にかけて分布する針葉樹で主に暖かい地方の沿岸部に自生が見られます。大気汚染や潮風に強く、日陰にもよく耐え、性質は丈夫で伸びる勢いは強く、用途に応じて色々な樹形に仕立てることができます。もともと暖かい地方の針葉樹なのでやや寒さに弱ところがありますが、その点を除けば庭木にもっとも適した樹のひとつといえるでしょう。かなり褒めましたが、実際に庭木として広く一般に用いられているところを見ると納得できます。 葉は長さ10〜15cm、幅が1cm程度と細長いですが、針葉樹としては幅広く感じます(むしろ針葉樹っぽく見えない)。雄株と雌株があり、雌株は実を付けて秋になると紫紅色に熟します。 植物で「イヌ」という言葉を冠すると「もとの種と比較して(姿や材質が)劣る」とういう意味を含むことが多いのですが、「イヌマキ」自体を「マキ」と呼ぶこともあり、その「もとの種」がどの植物を指すのかはよくわかっていないようです。昔は違う樹を指して「マキ」と呼んでいたのでしょうか。 イヌマキの変種で葉の幅や長さが半分ほどのラカンマキも同様に用いられます。
2.イヌマキの樹皮 ’イ’からはじまる植物 マキ科 花木・庭木・果樹 |
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