イボタノキの育て方

日本の山野に分布する

モクセイ科 「い」からはじまる植物 花木・庭木

イボタノキ
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
モクセイ科
学名
Ligustrum obtusifolium
用途など
露地植え 鉢植え
開花期
5月~6月
大きさ
高さ2m~4m
耐寒性
つよい
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え付け 3月~4月 / 11月~12月
剪定 12月~3月
肥料 2月

日当たり・置き場所

植栽適地

日当たりの良い場所が適しています。半日陰の場所でも育ちますが、花付きは極端に悪くなります。

丈夫な木で土質はあまり選ばず、水はけの良い場所であれば特に問題なく育ちますが、腐葉土などの腐植質のたっぷり入った肥沃な土を好みますので、植え付ける際は堆肥や腐葉土を土に混ぜ込んでおくとよいでしょう。植え付けは落葉期ならだいたい可能です。水はけを考えてやや高めに植え付けます。大気汚染や潮風にも耐える丈夫な木で、水はけと日当たりさえ良ければよほど悪い土でない限りよく育ちます。

剪定(枝を切る作業)

仕立て方

芽吹く力が非常に強く細かい枝をたくさん出すので生垣や玉仕立てなど刈り込んで形を作ることができます。剪定は落葉期の冬が適期で伸びすぎた枝を短く切り詰め、混みあっている部分は枝を間引きます。花は春に 新しく芽吹いた枝の先端に付くので落葉期に枝を切って花が咲かないという失敗はないです。

生垣などに仕立てている場合は刈り込みばさみを用いて形よく刈り込んでいきます。また、落葉期以外-花後や秋-に形を整えるために伸び出た枝を刈り込んでもかまいません。


肥料

肥料はさほど必要としません。落葉期の冬に油かすと骨粉を混ぜたものを軽く施す程度で充分です。

かかりやすい病害虫

ハマキムシとカイガラムシの発生が見られます。見つけ次第駆除するか薬剤を散布して予防します。

ふやし方

さし木とタネからふやすことができます。

さし木の適期は2月頃で前年伸びた枝の中でも太くて元気なものを選び20cmほどの長さに切って用土に挿して乾かさないように管理すると根が出てきます。ちなみに、挿し木して2年ほど育てた苗はライラックを接ぎ木する際の台木に用いられることがよくあります。

タネは採取して果肉を取り除いて用土を入れた鉢にまきます。

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