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カラタネオガタマの育て方

カラタネオガタマモクレン科 学名:Michelia figo 用途 鉢植え 露地植え 生垣
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

春に完熟バナナのような芳香を放つ常緑樹です。花色はクリーム色のものが基本種ですが紅い花を咲かせる品種もあります。暖地性の樹木なので寒冷地での植栽には不向きです。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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花芽分化
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剪定
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植え付け
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
基本の剪定

手を入れなくても自然樹形である程度うまく姿がまとまります。基本の剪定は樹形を乱す枝や間延びした枝を切る程度でかまいません。また、元気よく伸びた徒長枝には花芽が付かないので、3-6芽残して短く切り詰めます。

間引き剪定

日当たりや風通しが悪くなると、花付きが悪くなったり、害虫が発生しやすくなります。枝葉が茂りすぎた場合は、重なり合った内側の枝を切り落として全体を透きます。

剪定の時期

作業の適期は花後~夏にかけて、できるだけ早い時期に行います。 というのも、春に花が咲き終わったあと、夏頃には翌年咲く花芽がつくられるからです。要するに、夏以降に枝を切ると花芽ごと枝を落とすことになり、翌年の開花に大きく影響するということです。

ただし、2月頃なら丸くふくらんだ花芽が葉の付け根当たりにちゃんと確認でき、その部分を避けて枝を切ることができるので、その頃でもかまいません。徒長枝を切る作業は花芽の確認できる2月頃の方が失敗が少ないです。

日当たり・置き場所
植栽適地日当たり~半日陰の場所が適しています。もともと暖かい地域の樹木で耐寒性は弱く、特に乾燥した冷たい風に当たると落葉したり枝枯れを起こします。寒冷地での植栽には適していません。

水やり・肥料
肥料は2月と8月の年2回、油かすと化成肥料を等量混ぜたものを根元に施します。

用土
腐葉土などの有機質のたっぷり入った水もちと水はけのよい土が適しています。粘土質など水はけの悪い土壌では根腐れを起こしやすいので気をつけましょう。

植え替え・植え付け
植え替え、植え付けの適期は4月下旬-5月中旬、8月下旬-9月です。

一度植え付けてしまうと、その後の移植は難しいので地植えにする場合は場所をよく考えて植え付けるようにします。カラタネオガタマは非常に移植しづらい木で、やったとしても枯れてしまうことが多いようです。

鉢植えの場合は、鉢の中が根でいっぱいになったら一回り大きなものに植え替えますが、根はあまりいじらないようにします。

ふやし方
タネまき、さし木、とり木が可能ですが、成功率の最も高いとり木が一般的といえるでしょう。

とり木の適期は初夏で、直径が鉛筆くらいの太さ~それより一回り太い枝を用います。長さは30cm-50cmのものが扱いやすいです。枝の付け根に近い部分の樹皮を幅2~3cmくらいぐるりと剥いでそこに湿らせた水ゴケを当てて乾かさないようにビニールで包みます。9月頃にはその部分から根が出てきますので、切り離して鉢植えにして冬は寒風の当たらない軒下などで管理します。

かかりやすい病害虫
すす病 カイガラムシ
あまり見られませんが、枝葉が密生して風通しが悪くなるとカイガラムシが発生することがあります。また、カイガラムシの排泄物からすす病が発生することがあるので注意が必要です。枝を間引いて風通しを良くしておくとほぼ発生しません。

まとめ 
剪定は花後~夏前もしくは花芽の確認できる2月頃
移植しづらいので地植えの場合は場所をよく考える
寒さにやや弱く寒冷地での植栽は困難

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