ヤサシイエンゲイ

姿勢良くまっすぐ立つ幹

コウヨウザン

コウヨウザン
科名:スギ(ヒノキ)科
学名:Cunninghamia lanceolata
原産地:中国南部 台湾
樹高:~30m

難易度バー バー バー バー バー ふつう
耐寒性バー バー バー バー バー ふつう(苗はよわい)
耐暑性バー バー バー バー バー ふつう

〔〕内は学名 C.はCunninghamiaの略

コウヨウザンとは

中国南部、台湾原産の常緑針葉樹で、樹高は30mに達する高木です。漢字を当てると「広葉杉」で、樹皮の様子などがスギに似ていて、葉の幅が広いところによります。カントンスギ、リュウキュウスギ、オランダモミなどの別名があります。日本には江戸時代に入ってきました。

姿・形

すっくとまっすぐ立った幹と円錐型の樹形が美しく、公園や寺社などに植えられています。庭木としてはあまり利用されません。原産地の中国南部では植林され、建材などに利用されます。材質はややもろいですが、シロアリなどの被害を受けにくい(耐蟻性-たいぎせい-がある)とされます。

葉は細長くて硬く、先端が尖っており、触ると痛いです。色は濃緑色で表面は光沢があり、裏面には2本の白い筋(気孔帯)が縦に走ります。らせんを描くようにでますが、ほぼ水平に開いて二列に並ぶこともあります。

雄花と雌花が1本の木に咲く雌雄同株で、雌花は秋にタマゴ型の球果になります。開花は主に4月で、花は枝先に付きます。樹皮は褐色で縦に大きく溝が走り、表面は剥がれます。

その他の仲間

変種のランダイスギ〔var. konisii = C. konisii〕が台湾の高地に分布します。葉や球果がやや小振りで鱗片の形が異なります。

育て方

栽培カレンダー

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植え付け
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剪定
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日当たり・置き場所
日当りから半日陰の場所が適しています。比較的根が浅く張り、枝や幹は折れやすいので風の強い場所での植栽には不向きです。耐寒性はあるものの、比較的温暖な地域の樹木で、平地や暖地でよく育ちます。

植栽適地は関東より西です。幼苗は寒さに弱いので、冬は防寒します。

水やり・肥料
湿潤な土壌を好むので、ひどく乾くようなら水やりをした方が良いです。

肥料は肥沃な土壌に植えていたら追加で与える必要はありません。

かかりやすい病気・害虫
テッポウムシに注意します。

植え付け・移植
粘土質でやや重く湿り気のある土を好みます。植え付けの適期は5月、7月から9月頃です。深植えにならないように気をつけます。

水や肥料を吸う細根が少なめなので、いきなりの移植は失敗することがあります。少なくとも移植半年前に回しをしておき、作業の前に全体の枝を軽く切り詰めます。

ふやし方
タネまきと株分けでふやすことができます。

温暖な地域以外では実ができにくく、できたとしても発芽力のないタネが多いです。タネができた場合は、採取してすぐにまく「とりまき」が適しています。発芽後2~3年はしっかりと防寒します。

株分けは、株元から出てくるひこばえを利用します。ひこばえに盛り土をして、根が出たら切り離して他の場所に移します。

手入れ
自然の樹形が美しいので、基本的に刈りこんで姿を整えることはしません。株元からたくさん出てくるひこばえや、余計な枝を付け根から間引く剪定が基本となります。

強風を避けるために、ある程度丈を抑え、枝数を少なく仕立てた方が良いでしょう。

ポイント
・風の強い場所は不向き
・乾燥する場合は、水やりをする
・間引き剪定が基本

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