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ク行クマガイソウクマガイソウの育て方
■クマガイソウ 科名 ラン科 原産 日本・中国・台湾

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クマガイソウの名前の由来は、花の形を熊谷直実(源平・鎌倉時代の武将)が背中に背負った母衣(ほろ)に見立てて名付けられました。属名のキプリペシジウムはキプロス(ビーナスの島)とペディロン(上靴)の二語から来ており「ビーナスのスリッパ」という意味で、これも花の形から由来します。非常に残念なことに森林伐採による生育地の減少や園芸用の採取により自生数は減っており、環境省のレッドデータブック絶滅危惧U類(絶滅の危険が増大している種)に分類されています

栽培データ一覧

夏の暑さ

使用用途
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花の咲く時期                    
植え替え時期                    
肥料の時期                    
やや弱 ◎庭・花壇
耐寒温度 ○鉢
霜・凍結に注意 ×ハンギング
生育適温 ×寄せ植え
15〜25℃ ×水栽培


病気・害虫特になし。性質は丈夫で病害虫は発生しにくいです

●暑さにやや弱い
●生育期は乾燥させない
●強い日光には当てない、葉を大事にする

日本・中国・台湾などの林床や竹林に群生する植物です。匍匐(ほふく)茎と呼ばれる地下茎を長くのばして増えていきます。正式名称はラン科キプリペジウム属のジャポニクムという名前です。美しく見応えのある花で大きさは径10cmほどになり、日本の野生ランの中では一番大きい部類になります。性質は強い方ですが夏の日光の当て方や植えるスペースなどの関係でやや栽培しにくい面もあります。いくぶんか花が小振りで地下茎の延び方も短い台湾クマガイソウは花付きもよく育てやすい


 花は枯れてきたら早めに花茎の付け根から切り落とします、枯れた花をそのままにしておくと見栄えが悪いだけでなく株の栄養がタネを作るのに行ってしまい、株が消耗します。タネから育てるのは一般的に困難ですので、タネを作る意味はあまりありません。
 落ち葉や花がらが葉に乗っていたら取り除き、いつも清潔に保つようにしましょう。葉を痛めないことも大切な栽培のポイントです

 自然の環境下では竹林の中などやや薄暗い場所に群生する植物で直射日光は苦手です。午前中はうっすらと日が射し、午後からは日陰になるような場所を好みますので一年を通して明るい半日陰の場所で栽培します。そのような場所を確保できないのなら、寒冷紗や遮光ネットを使って春と秋は50%、夏は80%ほどの遮光を行います。油断して夏の直射日光に当てると葉焼けをおこしてしまいます。葉が焼けて茶色く枯れてしまうと株の生育が衰えて翌年に花を付けないこともあります。特にクマガイソウは他の草花に比べると葉数が少ないので、葉焼けなどには気を付けましょう
 また、暑さが苦手ですので夏はできるだけ涼しい場所で管理しましょう。ただし、常に風が当たるような場所はあまり好ましくありません
 暑さほども寒さには気を使う必要はありませんが、霜や凍結には注意しましょう。

 鉢植えの場合は乾燥しやすいので水切れには注意しましょう。乾燥させると生育が極端に衰えます。土の表面が乾いていたらすぐにたっぷりと水を与えるようにしましょう。特に春から秋の生育期は注意します。冬の水やりは育てている環境にもよりますが、1週間に1回くらいが目安で少し湿り気のある状態を保てれば大丈夫です。
 肥料は春(4月〜6月)・秋(9月〜10月)の期間、1000倍に薄めた肥料を月に2〜3回の割合で与えます。真夏は暑さで株の勢いが多少弱ることもありますので、肥料は与えません

 市販の山野草の土やエビネの土を使えば手軽です。また、日向土(小粒)5:赤玉土(小粒)3:腐葉土2で混ぜた土などを使います。地植えにする場合はあらかじめ腐葉土を全体の4割ほど混ぜてよく耕し、ふかふかの土にしておきましょう

 地下茎が長く延びていくので、小さな鉢での栽培は困難です。地下茎が延びていってその先端が鉢の縁のところでぶつかり、芽がつぶれてしまうからです。鉢植えにするなら最低でも6〜7号鉢(直径18cm〜21cm)以上の大きさが必要です。大型の育苗箱や菜園プランター、魚屋さんによくある発泡スチロールのトロ箱(四角くて少し深さのある箱)の底に穴をあけて使う方法もあります。要するに容器栽培の場合は四角いものの方が育てやすいということです
 植え付けは地下茎を新芽が軽く隠れる程度に浅く植え付けます。新芽の延びる方向にスペースを十分に空けておくことがコツです。植え付けの時期は3月もしくは11月頃が適期です。地下茎が長く延びるので2〜3年に1回、株分けをかねて植え替えます

 地下茎が長く延びてきますので、植え替えもかねて株分けを行います。掘りあげた株は強引に力を入れて引きちぎるのではなく、軽く引っ張って離れる場所で分けます。あまり細かく分けないように注意しましょう。その後の作業は植え替えの項に準じます。

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