ブラジル原産の常緑低木で、芋のようにふくれた根っこから良質なでんぷんがとれます。簡単にふやすことができ植え付けてから1年で収穫できる大きさになるので、熱帯各地では食用作物として広く栽培されています。根っこには青酸が含まれておりそのままでは食用にできず、水にさらしてでんぷんのみを採り出し利用します。その精製したでんぷんを粒状にして乾燥させた物がいわゆるタピオカです。 以上のように、作物としての趣の強い植物ですが、斑入りの「マニホット’バリエガタ’」のように葉が美しく鑑賞に適した品種もあり、日本では観葉植物として出回っています。バリエガタはフイリキャッサバとも言われ掌を広げたように大きく裂け、ツヤのある葉っぱと葉の中心に入る黄色い斑、真っ赤な葉柄(葉っぱの本体と茎をつないでいる部分)が特長で、鉢植えにして育てたり夏花壇や夏向きのコンテナ寄せ植えなどに利用します。高さが高くなり、葉色が非常に目立ちますので寄せ植えの際はメインの植物にするとよいでしょう。真夏に花を咲かせますが、色・形とも地味であまり目立たず葉に比べると鑑賞価値は低い感じがします。
■置き場所 日当たりのよい場所〜半日陰の場所で育ちます。ただし、充分に日光に当てて育てた方が葉の色つやがよく斑の入り方も美しくなります。5月〜10月までは屋外の日当たりのよい場所が適しています。一年を通して室内で育てる場合は窓際におき、できるだけよく日に当ててあげましょう ■夏越し 熱帯性の植物で、夏の高温期にぐんぐん育ちます。耐暑性も強いです ■冬越し 暑さに強い反面、寒さには非常に弱く冬でも10〜12℃(可能ならば15℃程度)の気温が必要です。秋になったら室内に取り込んで育てます。日本での栽培はこの冬越しが大きなポイントです ■ふやし方 5〜8月の高温期に挿し木を行います。気温さえあれば簡単に根づきます。小さな鉢に挿してミニ観葉植物仕立てにしても面白い(すぐ成長しますが)。 ■病害虫 春から秋にかけて、オンシツコナジラミが発生することがあります。この害虫は葉の裏に付き植物の汁を吸い生育を妨げます。殺虫剤による駆除は、ものによっては薬害が出やすいようです(葉が枯れるなど)。生育が旺盛な高温期であれば被害を受けた葉を全部取り除いて、新たに新芽を出させて再生させることができます。 ’マ’からはじまる植物 トウダイグサ科 観葉植物 |
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