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夏の夕方から花をさかせる

オシロイバナ

オシロイバナ
科名:オシロイバナ科
学名:Mirabillis jyalapa
和名:ユウゲショウ(夕化粧) ミラビリス
原産地:熱帯アメリカ
草丈:50cm~1m
主な開花期:7月-10月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(やさしい)

くわしい育て方

オシロイバナとは

オシロイバナの仲間は熱帯アメリカに45~60種が分布します。本来は冬を越して毎年花を咲かせる多年草ですが、寒さに当たると枯れてしまうことが多く園芸では春にタネをまいて花後に枯れる「春まき一年草」として扱うことが多いです。

日本でも暖地など霜の心配のない場所では地上部は枯れるものの、根が冬を越し毎年花を咲かせます。根付いた株は年々大きくなっていき根はイモのように肥大していきます。肥大した根はカブやダリヤの球根のようなかたちをしており黒みがかった色をしているそうです。この根は掘り上げて貯蔵することができ、そういう扱いの点では球根植物ともいえます。

姿・生態

花の咲く時期は夏から秋にかけて関東・関西の平地で昼の3時-4時に花が開き翌朝の9時過ぎにはしぼむ夜開性の草花です。夜遅くに花が開くこともあれば朝から花を開いていることもあり、季節や気候によって差があるようです。ひとつの花自体は一夜限りの短命なものですが、開花期は次々と休みなく新しい花を咲かせます。花には弱いですが上品な香りがあります。花後にできるタネは表面にシワのよった俵形で皮は黒く、中に真っ白な胚乳が詰まっています。

オシロイバナには花びらがなく、色づいて花びらのように見える部分は萼(がく)です。また、その下の基部にある萼のような緑色の部分は苞葉(ほうよう)と呼ばれます。花の大きさは径3cmほど、色は赤、ピンク、黄色、白などがあり、それらの色が混ざった絞りや染め分けのものもよく見ます。絞りや咲き分けの花は同じ株の中でもひとつひとつの花で模様がまちまちなのは、突然変異を起こしやすい遺伝子のせいです。

来歴・由来

タネの中身
タネの中身(胚乳)
タネ
タネ

日本への渡来は江戸時代と言われています。

タネを指でつぶすと出てくる中身(胚乳)が真っ白な粉状でおしろいようなのでオシロイバナの名前があります。学名のミラビリスはラテン語で「不思議な」という意味です。英名はフォー・オクロック(Four-O'clock)は夕方頃に開花するところに由来します。中国での呼び名「吃飯花(チーフカンフォア)」は夕ご飯の頃に咲く花と言う意味で由来は英名と同じです。

品種・仲間

園芸的の育てられているのは主に以下の2種です。

〔〕内は学名、M.はmirabilisの略。

ミラビリス・ヤラッパ〔M.jalapa〕 
オシロイバナというと、普通は本種を指します。日本には江戸時代に渡来しました。

ミラビリス・ロンギフローラ〔M.longiflora〕 
和名ナガバナオシロイバナ(長花白粉花)。名前の示すとおり花びらから下、首の部分が筒状で非常に長い。

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