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胃腸薬として有名

オウレン

オウレン
セリバオウレン
科名:キンポウゲ科
学名: Coptis japonica
原産地:日本
草丈:10cm-20cm(開花時は~40cm)
主な開花期:3月~4月


〔〕内は学名 C.はCoptisの略

オウレンとは

北海道、本州、四国に分布する毎年花を咲かせる多年草です。山野の針葉樹林下などに固まって自生することが多いです。根茎は古くから胃腸薬などに利用されており、薬用植物としてよく知られています。

もともとこの名前は中国名起源で、中国に自生するオウレン(以下、中国産オウレン)に、日本産オウレンが似ているためこの名前で呼ばれるようになりました。漢字では「黄連」もしくは「黄蓮」の字を当て、日本ではこれを訓読みしてオウレンとなりました。では、なぜ中国で「黄連(黄蓮)」の名前が付いたかというと、根茎の断面が黄色くて蓮根のように太いから、もしくは根茎が節で連なって見えるからだと言われています。ちなみに、中国産オウレンと日本産オウレンは同属ですが別種の植物です。

日本産オウレンは薬効が高いとされ、江戸時代には中国・朝鮮方面に輸出されていたそうです。現在も日本で栽培されており、生産の7割は福井県が占めます(2007年)。

開花期は早春で、新しい葉を出す前に地際から花茎を伸ばしてその先端に1~3輪の白い小花を咲かせます。花には雄しべと雌しべがある両性花と雄しべのみでタネを付ける能力のない雄花の2種類があります。

葉っぱの形に違いがあり、キクバオウレン、セリバオウレン〔var. dissecta〕、コセリバオウレン〔var. major〕の3タイプの変種に分けられます。単にオウレンというとキクバオウレンを指すのが一般的です。本州では(キクバ)オウレンは日本海側、コセリバオウレンは太平洋側に多く分布するとされ、セリバオウレンは太平洋・日本海両側で見られます。

別種のバイカオウレン〔C. quinquefolia〕 は可愛らしい花を咲かせ、山野草として栽培されます。

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