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リビングストン・デージーの育て方

リビングストン・デージーツルナ(ハマミズナ)科 学名:Dorotheanthus bellidiformis 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい)

南アフリカに分布する、花後に枯れる一年草です。デージーと名前が付きますがデージー(ヒナギク)の仲間ではなく、花姿が似ているところに由来します

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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種まき
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肥料
バー バー バー バー バー           バー バー

季節・日常の手入れ ポイント
しおれた花はタネを作る方に余計な栄養をとられないようにできるだけ摘み取ります。タネ(果実)をたくさん付けると、株が消耗して下の方から葉が黄色く枯れることもあります。

花が一通り咲き終わったら、長く伸びた茎を適当に短く切り詰めます。そうすることで、新たな芽が伸びてきて、また花を楽しめます。高温多湿に弱く、夏に近づくにつれて株が弱って生育が衰えて花は咲きにくくなります。

日当たり・置き場所
とにかく日当たりのよい場所で育てることが大切です。日当たりが悪いと極端に花付きが悪くなったり、つぼみができても花が開かなかったり、咲いても花色が悪かったりと良いことはありません。苗の時期に日当たりが悪いと、ひょろひょろと間延びした元気のない苗になってしまいます。できるだけ直射日光に当ててがっしりした元気な株に育てましょう。

寒さにはやや弱く、霜や乾いた冬の風に当てると株が傷んだり枯れることもあります。冬は霜や凍結の避けられる場所に置いて、寒さの厳しい場所で庭植えにする場合は春まで待ちましょう。

水やり・肥料
葉がやや肉厚で水分を貯蔵できるので、他の草花に比べると比較的乾燥には強いです。逆に水をやりすぎて土がじめじめした状態が続くと根ぐされをおこして枯れてしまうこともあるので注意しましょう。土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。

肥料もやり過ぎるとよくありません。育苗時期は月に1回程度あたえます。鉢や庭に植える時はあらかじめゆっくり効く肥料を混ぜ込んでおけばそれでじゅうぶんです。開花時期は次々と花を咲かせるので月に2~3回を目安に液体肥料を与えてもよいでしょう。

用土
水はけの良い土なら特に選ばずに育ちます。赤玉土6:腐葉土4の割合で混ぜた土を使用します。もし用意できるのであれば水はけをよくするために川砂やパーライトを2割程度混ぜたほうが、過湿を防げて良いです。

植え替え・植え付け
一年草で花を咲かせるとその後は枯れてしまいますので、植え替えの必要はありません。開花前に鉢が小さくなったら一回り大きなものに植え替えます。

株元(茎と根の境界線あたり)が細くなってぐらぐらしやすいので、植え付ける時は株元に土を寄せてしっかり固定します。

ふやし方
タネをまいてふやします。タネまきの適期は9月中旬~10月頃で、発芽適温は15℃~20℃です。種は発芽しやすいですが、非常に細かいので重ならないように注意してまきます。タネが重なってしまうと、発芽した後に間引くのが大変です。

タネをまいた後に薄く土をかぶせて芽が出るまで乾かさないように管理します。発芽したら混み合った部分は間引いて本葉が2~3枚の頃に小さな鉢やポットに移植します。大きくなったらプランターや花壇に植え付けます。だいたい4号~5号鉢(直径12~15cm)に1~2株が目安です。

寒冷地の場合

寒冷地の場合、春にタネをまいて初夏に花を楽しむ方が栽培しやすいです。ただし、暖地や一般地でこれをすると、株が大きく育つ前に苦手な高温多湿-具体的には梅雨-に合って、じゅうぶん花を楽しめないこともあります。

かかりやすい病害虫
特にありません。

まとめ 
霜や寒風に気をつけます
日当たりの良い場所で育てます
水や肥料は与えすぎないようにします

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ツルナ科