斑入りのキョウチクトウ
花のアップ
リンドウ
リンドウ
画像:けえ企画
科名
リンドウ科
学名
Gentiana
別名
竜胆【漢字表記】
原産地
世界のほぼ全域
(アフリカの一部を除く)
草丈
15cm〜80cm
開花時期
主に9月〜11月
栽培難易度
★★☆☆☆
   

詳しい育て方

リンドウについて
 リンドウは本州〜奄美諸島の山野に自生する植物で(近縁種も含めるとほぼ日本全域に分布しています)、秋空に映える濃い青紫色の花は野趣・美しさ・かわいらしさなどを兼ね備えた日本人の心に響く古くから親しまれてきた野草ともいえると思います。厳密にはリンドウは学名で「Gentiana scabra var. buergeri」と呼ばれるひとつの種を指すのですが、近縁種や変種もひっくるめて「リンドウ」「リンドウ類」と呼ぶことが多いような気がします。
 世界に目を向けてみるとリンドウの仲間は約400種類(日本にはそのうち約18種と8変種がある)が分布しています。変種や亜変種が数多くある上に、切り花向きや鉢植え向きに人間によって改良された品種もあり、実際にはもっとたくさんの仲間がいると思われます。「リンドウ類」と一言で言っても草姿や花の色や大きさ、形、生育場所などが異なる様々な種類があるゆえに栽培方法も多岐にわたります。園芸的にはある種、奥が深く極めれば非常に専門性の高い植物ともいえるでしょう。
 鉢植えとしてよく栽培されているのはリンドウの亜変種に当たる「キリシマリンドウ」やコンパクトになるよう改良された園芸品種の「シンキリシマリンドウ」などです。また、ピンク色の花がかわいらしい「イシヅチリンドウ」も鉢物として普及しています。切り花には草丈が高く茎がしっかりしている「オオヤマリンドウ」や「エゾリンドウ」などが栽培されています。前述したように変種や亜変種がたくさんありますが、それらが一般に「リンドウ」として栽培されています。
 リンドウの仲間は学名で「ゲンチアナ」と言いますが、これは薬としての利用価値を発見したゲンチアナ王に由来します。また、日光の二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)にはある伝説が残っており、霊草として扱われるそうです。
二荒山神社の伝説(要約)

昔々、ある行者が山奥で雪の下から何かを掘り起こしているウサギを見つけました。行者が「なにか?」とたずねたところ「これで主の病気を治すのです」、とウサギが言いました。行者は不思議に思いながら同じ根っこを掘って持ち帰り、病人に用いるととみるみる病気が治りました。驚きつつも「これは神様がウサギに姿を変えて教えてくれたのだ」と感謝し、その根は多くの病人を救うこととなりました。それがリンドウの根だったということです。


リンドウの仲間

リンドウ 本州〜九州に自生します。青紫色のは内外にも白や桃色の花を咲かせるものや葉に斑のはいるものなどがあります。鉢物でよく見るキリシマリンドウはリンドウの亜変種にあたります。
オオヤマリンドウ 本州の中部より北、北海道、樺太など寒い地域に自生する種です。切り花に向く。
チャボリンドウ 外国の種でアルプスやピレネーに自生します。茎が非常に短かいですが、その割に花は大きい。花色はコバルトブルーで非常に美しいです。
ナツリンドウ 7月〜8月に開花します。原産地は小アジア〜イラン。


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