ヤサシイエンゲイ 私家版

野性味のある可愛らしいシクラメン

原種シクラメン

シクラメン・ペルシカム
ペルシカム
科名:サクラソウ科
学名:Cyclamen
原産地:地中海沿岸 小アジア ロシア南部
草丈:5cm〜15cm
主な開花期:種により異なる
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

 

原種シクラメンとは

らせん状に巻く花茎 らせん状に巻く花茎

原種シクラメンは約20種が知られる球根植物です。原種とは品種改良されていない野生種を指します。ですから、原種シクラメンは野生種のシクラメン、と言い換えることもできます。

主に、洋風の山野草として普及しています。鉢花として流通している「一般的な」シクラメンに比べると、葉も花も小型のものが多いです。「 一般的な」シクラメンは人の手によって複雑に改良されたものです。わざわざ「原種」と付けるのは、それと区別するため、と言う意味合いも含まれているでしょう。

シクラメンの語源はギリシア語のキクロスからきています。キクロスは「旋回」「らせん」という意味です。花後にゼンマイのようにくるくる巻く花茎に由来します。地表近くには扁平な球形の球根ができます。多くの種は春〜初夏に葉が枯れて、秋まで球根の状態で休眠します。

開花期は種によって異なる

花色は白やピンク、紫色のものが多く、やや細長い花びらは上に反り返ります。株元から花茎を長く伸ばし、1本の花茎に1つの花を咲かせます。花の咲く時期は種によってまちまちです。開花時期の違いで、1.春〜初夏咲き 2.夏〜秋咲き 3.冬〜早春咲きの3つに分けられます。

その3つの中でも広く普及しているのは「2.」と「3.」に含まれる種です。具体的な品種に関しては、文末にまとめてますので参照してください。

葉の模様が多彩

花だけではなく、葉も美しいのが特長です。葉は丸みのあるもの、とがるもの、変わったところで浅く切れ込むものなどがあります。葉色は深めの緑色で、銀白色の斑が様々な形で入ります。その斑の入った姿が個性的で、花の咲いていない時期でも楽しめます。

両者は似ているようで、その楽しみ方や魅力に若干の違いがあります。趣味性の高い面もあり、色々な種類を収集したり、自分でタネをまいて育種する方もおられます。 それぞれの種に葉や花の微妙に異なる変種がたくさんあるので、総合的に見るとバラエティーは豊富です。小型と言うところも集めたくなる要因かもしれません。

しかし、それは栽培が難しく、敷居が高いという意味ではありません。育てやすい普及種を選べば、さほど難しくなく場所もあまりとりません。それだけ楽しみ方に幅があり、魅力のある植物とも言えるでしょう。

種類

〔〕内は学名、C.はCyclamenaの略

バレリアリクム〔C. balearicum〕
春〜初夏咲きの小型種、花色は白。

ヘデリフォリウム〔C. hederigolium〕
夏〜秋咲き、葉が出る前に花を咲かせる。花色はピンク、白など。

プルプラスケンス〔C. purpurascens〕
夏〜秋咲き、葉が丸くて厚い。休眠しないことが多い。

コウム〔C. coum〕
冬〜早春咲きで特に葉の模様に個体差が大きく、多くの変種が栽培されている普及種。

ペルシカム〔C. persicum〕
鉢花として広く流通しているシクラメンの元となった種

シクラメン・コウム
コウム
グラエカム
グラエカム
   
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