ヤサシイエンゲイ

名前が一番の特長

シャシャンボ

シャシャンボ
科名:ツツジ科
学名:Vaccinum bracteatum
原産地:日本 朝鮮半島南部 中国 東南アジア
樹高:2m~8m
主な開花期:5月~7月

難易度バー バー バー バー バー ふつう

耐寒性バー バー バー バー バー ややよわい

耐暑性バー バー バー バー バー ふつう

シャシャンボとは

日本(関東南部より西、四国、九州、沖縄)、朝鮮半島南部、中国、東南アジアに分布する常緑樹です。主に暖地の乾いた丘陵地や低地林に生育します。神社やお寺、公園などに植えられています。庭木として植え込みや生垣にもできますが、あまり利用はされていません。ブルーベリーは同属の植物で、果実や花姿は似ています。

姿・形

樹高は通常2m~5mにおさまりますが、8mの大きさになるものもあります。小枝を細かく出して茂ります。樹皮は灰色で、縦に細く剥がれます。剥がれた後は赤褐色から褐色になります。

葉っぱは先端の尖ったタマゴ型で長さ3cm~7cmになります。厚みのある革質で濃緑色、表面に光沢があります。縁はごく浅いギザギザになり、枝には左右交互に付く互生です。葉裏の主脈上にぽつぽつと小さな突起があります。肉眼ではわかりにくい突起ですが、指で主脈を撫でると引っかかりがあるので、存在がよくわかります。葉は通常2年で落ちます。

初夏~梅雨頃に、昨年伸びた枝の葉腋(葉軸と枝の接点あたり)から細い花茎を出して、たくさんの花が房状に咲きます。花は径5mm、縦長の壺型で先端が5つに裂けて開きます。色は白で、ときに赤みがかります。花軸のつけ根にある鱗片状の苞葉が目立ちます。

果実は径5mmの球形で、秋~冬に熟して、表面に白い粉を帯びた黒紫色になります。頂部は萼片の跡が梅鉢型や花型にへこみます。果実は食べることができます。果肉は赤紫色で、つぶすとぶどう色の汁が出てきます。

葉っぱ
葉っぱ
樹皮
樹皮
未熟な果実
未熟な果実
熟した果実
熟した果実
葉裏の突起
葉裏主脈状の突起
     

 

由来

小さな果実を「ささんぼ(小小ん坊・少々坊)」と呼び、それが転じてシャシャンボになったとされます。

属名のバッキニウムはラテン語のバッキナス(牡牛)に由来するとされますが、詳細は不明です。種小名のブラクテアツムは「苞葉のある」という意味です。

育て方

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
        バー バー バー          

果実熟期

                  バー バー バー

適した場所
ある程度の日陰にも耐えますが、日当たりの良い場所が適しています。砂質で水はけのよい土壌を好みます。暖地向きの植物で植栽適地は関東南部より西です。

手入れ
細かい枝を出すので、刈りこんで形を整えることができます。

ふやし方
タネからふやすことができます。冬に熟した果実を採取して、果肉をよく洗い流しタネを取りだします。タネは乾かさないように貯蔵しておき、春になったらまきます。

さし木もできますが、やや困難です。

ポイント
・日当たりの良い場所でよく育ちます
・水はけのよい砂質土壌が適します
・関東南部より西が植栽適地

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