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スターチス(リモニウム)の育て方

スターチスイソマツ科 学名:Limonium 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(ややよわい:霜に注意)

本来は毎年花を咲かせる多年草ですが、園芸では花後に枯れる一年草として扱います。秋にタネをまくと翌年の春に花を咲かせます。花壇、切り花、ドライフラワーなどに用いられます

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
      バー バー バー            
タネまき
                バー バー    
肥料
バー バー                  

季節・日常の手入れ
毎年花を咲かせる宿根草の品種は花が咲き終わったあとに茎を10cmほど残して上の部分を切り戻しましょう。

切り花として楽しむ場合、花が満開になり充分色が付いてからでないと水にさしたときに水の吸い上げが悪く長持ちしないので六分咲きや八分咲きの頃に切らずに充分に花が開いてから切るようにしましょう。

日当たり・置き場所  ポイント 
日当たりと風通しの良い場所で育てましょう。花壇植えもできますが長雨に弱く、雨に当たり続けると病気にかかりやすいので、できれば雨の当たらないベランダでプランターや鉢植えにして育てましょう。

寒さには比較的強いのですが霜に当たると枯れてしまいます。越冬温度の目安は4~5℃です。冬は室内か霜の当たらない軒下やベランダに移動させます。特に秋にタネをまいて、苗の状態で冬を越すものは耐寒性も弱いので寒さに当てないように気をつけましょう。15度以下の低温に30日以上当てないと春に花が咲かないので室内に取り込む場合暖房の効いた部屋に置くのはやめましょう。

宿根性のもので庭植えにしている場合、冬は地面に敷きワラなどを行って霜に当たらないように保温しましょう。夏も気温が上がりすぎないように地面を保護するとよいでしょう。

水やり・肥料 ポイント
過湿を嫌います。水は土の表面が完全に乾いてからたっぷりと与えるようにしましょう。水を与えすぎると茎が伸びすぎてひょろひょろに育ってしまうので注意が必要です。つぼみが付いてからは特に過湿にしないよう乾かし気味にして、茎のしっかりした丈夫な株になるように心がけましょう

肥料もさほど要りません。植え付ける際に土にゆっくりと効くタイプの粒状肥料を混ぜ込んでおき、追肥として3月頃に液体肥料などを施します。特に生育に支障がなく元気に育っているようならば、追肥を与える必要はありません。特にチッソ分の多い肥料を与えると葉ばかりよく茂って花つきが悪くなり、茎も伸びすぎて草姿がアンバランスになって倒れやすくなります。くれぐれも肥料を与えすぎないようにしましょう。

用土
水はけの良い土が適しています。赤玉土(小粒)6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土や草花の培養土を使用しましょう。庭植えにする場合は粘土質や石のごろごろしている場所は適しません。

土が軟らかく砂質の場所では根が地中深くまで充分に張って株が大きくなり、花もたくさんつくようになります。この条件でよく育つのは、自生地の環境(海岸線の草地など)に近いからではないかと思います。

植え替え・植え付け
一年草タイプのものは植え替えの必要はありません。宿根草タイプのものは3月頃に一回り大きな鉢に新しい用土で植え替えます。

苗の植え付けは春が適期です。

ふやし方
タネまきでふやすことができます。まきどきは9月中旬~10月中旬です。タネは毛に包まれていてそのまま、まいても水を吸いにくく発芽しにくいのでタネと砂を混ぜて手でよく揉んで毛を切るようにしてからタネをまくようにします。市販のタネは「クリーンシード」と言ってすでに毛が取り除かれているものもあります。

タネまき用土や赤玉土を入れた鉢にタネをまき、発芽するまで乾かさないようにしましょう。発芽したら一度小さなビニール鉢などに仮植えして、本葉は5枚くらいまでに鉢やプランターに植え付けましょう。庭植えにする場合は春に暖かくなるまで植え付けるのを待ちましょう。

かかりやすい病害虫
害虫 アブラムシ カイガラムシ ハダニ
灰色カビ病は多湿で風通しの悪い条件で発生します。花などに斑点ができて枯れてきます。見つけ次第、殺菌剤を散布します。

アブラムシは主に春から発生するので、3月頃に殺虫剤を散布し予防するようにしましょう。

まとめ 
水、肥料をやりすぎると、茎が伸びすぎてしまうので注意しましょう
水はけの良い土が適します
越冬温度は4℃~5℃、霜に気をつけます

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