ヤサシイエンゲイ

階層状に咲く青紫の花

ダンギク(段菊)

ダンギク
科名:クマツヅラ(シソ)科
学名:Caryopteris incana
原産地:日本 朝鮮半島 中国 台湾
草丈:30cm~1.5m
主な開花期:7月-9月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(そだてやすい)

くわしい育て方

〔〕内は学名、C.はCaryopterisの略

ダンギクとは

日本、朝鮮半島、中国、台湾などに分布する多年草で、日当たりのよい草原や岩場の斜面に群生します。日本では主に九州に分布し、対馬で多く見られます。暖地や平地では灌木のように茂って毎年花を咲かせますが、寒冷地では寒さで枯れてしまうこともあります。春にタネをまくとその年の夏から花を楽しむことができます。江戸時代の園芸書『花壇綱目』(1681)に記載されており、その頃から栽培されていたようです。花壇や鉢植えの他、切り花としても利用できます。中国では漢方薬の原料として用いられていました。

草丈は30cm~1.5m、株元の茎は木の表面のように茶色くなります。葉の裏や茎には細かい毛が密に生えており、灰色がかって見えます。葉のフチには緩いぎざぎざがあって、少しキクに似ています。主な開花期は夏で、青紫色の小さな花を咲かせます。雄しべや雌しべが長く、花からにょっきりと突き出ます。花は茎節ごとに丸くまとまって付き、その姿からダンギクの名前がありますが、キクの仲間ではありません。おそらく、葉の形からキクを連想したのではないかと思います。花は青紫の他、淡いピンクや白い花を咲かせる品種があります。

分類法によって、シソ科に入れることもあります。属名のカリオプテリスは「翼を持つ堅果」の意で、果実の形にちなみます。

その他の仲間

ダンギクと同じように栽培されるものに、カリオプテリス・クランドネンシス〔C. × clandonensis〕があります。クランドネンシスは中国北部やモンゴル原産のカリオプテリス・モンゴリカ〔C. mongholica〕とダンギクの雑種で、ハナシキブ(花式部)とも呼ばれます。耐寒性に優れており、寒冷地でも育てやすいのが特長です。また、草花というより木に近いです。園芸品種に葉のフチに黄色い縁取りが入る’サマーソルベット’、濃い青紫色の花を咲かせる’キュー・ブルー’などがあります。 また、日本に自生する代表的な仲間にカリガネソウ〔C. divaricata〕があります。カリガネソウはキレイなブルー花で、花の形はダンギクとは全然違います。

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