デュランタ

クマツヅラ科 「て」からはじまる植物

デュランタ
この植物の育て方
科名
クマツヅラ科
学名
Duranta repens (= D. erecta)
別名
ハリマツリ タイワンレンギョウ
原産地
北アメリカ南東 ブラジル 西インド諸島
大きさ
高さ2m~6m
開花期
4月~10月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

デュランタは南アメリカを中心におよそ30種が知られています。その中でも一般的に栽培されているのはデュランタ・レペンス(エレクタ)という種です。単にデュランタというと、本種を指すことが多いです。

レペンスはフロリダのキーウェスト島~ブラジル ・西インド諸島に分布する熱帯性花木で、日本には明治の中頃に入ってきました。和名はハリマツリで、そのほかにタイワンレンギョウとも呼ばれます。常緑樹ですが、日本では冬に低温で落葉することが多いです。大きくなると高さ6mになり、枝は垂れ下がったり、這うように伸びることもあります。原産地では、庭木や生垣として用いられます。

一定の気温があれば季節に関係なく(日本の自然環境下では春~秋に)開花します。花色は青紫で垂れ下がる花茎に径1cmほどの花を房状に咲かせます。花後にオレンジ色のつぶつぶとした果実がたくさんつきます。果実の様子から「golden-dew drop(金の露のしずく)」

品種

花色が濃い青紫で、花びらに白い縁取りが入る'タカラヅカ'が広く出回っています。葉っぱが明るい黄緑色で光沢のある’ライム’は寄せ植えや花壇の縁取りに利用されるほか、観葉植物としても楽しめます。

その他には葉に白い模様が入る斑入り品種の‘ヴァリエガタ’、白花品種の‘アルバ’、花が大きい‘グランディフロラ’などがあります。

名前の由来

デュランタの名前は16世紀の植物学者C.デュランテスにちなみます。種名のレペンスは「ほふく性の」という意味です。

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