アフリカ、マダガスカルに200種類以上が分布する常緑性の低木です。花の咲く時期は品種により差がありますが、だいたいが晩秋〜春です。花色はピンク、赤、白、紫などがあり小さな花がたくさん集まって直径20cmほどのボール状になり、満開の時は非常にボリュームと存在感を見せてくれます。原産地では庭園樹として利用されることも多いそうです。葉の形は桐の葉に似ており、比較的大きいです。 日本で主はピンク色の花を咲かせる「wallichii(ウォリキー、ウォリッキー、ワリチー、ウァリチー、など日本語の読みは様々のようです)」や白に近い淡いピンク色の「burgessiae(読みはバージェッシアエ、ブルゲシアエなど)」などが出回っています。ドンベヤという名前はフランスの植物学者Dombey(ドンベイ?) にちなんで名付けられました。
■性質 基本的に丈夫で育てやすい植物で、土も選びません。育てる上でのポイントは冬越しと水やりになります。また、生育旺盛で幹や枝がよく伸び、葉も比較的大きくてよく茂り場所をとりますので、花後に剪定をして常にコンパクトに保つことも大切です。 ■冬越し 熱帯花木の中では低温に強く0〜3℃の気温があれば冬越しできます。暖地では地植えで育てることができますが、霜や寒風には耐えられないので、通常は鉢植えにして冬は室内の日当たりのよい場所や寒風の避けられるベランダなどで育てます(そのほうが無難です)。また、burgessiaeはドンベヤの中でも低温に強く−3℃程度まで耐えることができますが、やはり霜や寒風には当てないようにしましょう。 ■乾燥に弱い 乾燥に弱く、水切れさせてしまうと生長が衰えます。春〜秋の生育期間は土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。冬は低温であまり生長しませんのでやや乾かし気味にしますが、極端に乾燥させてしまうと花が咲かなくなりますので気を付けましょう。 ■肥料 肥料はさほどたくさん必要としません。春〜秋の生育期に液体肥料を10日に1回程度与えます。肥料が多いと育ち過ぎるので気を付けましょう。 ■花後に枝を切り戻す 生育旺盛でほおって置くと大きくなりすぎて場所をとります。花が終わった3〜4月に枝や幹を短く切り戻して(剪定して)コンパクトな樹形に整えましょう。各枝は葉を2枚ほど残して短く切り戻し、幹も必要に応じて好みの高さに切り詰めます。春〜秋の気温の高い時期はぐんぐん生長しますので、多少大胆に切り戻しても大丈夫です。 ■ふやし方 挿し木でふやすことができます。剪定で切り落とした枝を使えば無駄がありません。挿し穂は先端を切り落とした中間の部分の枝を使います。長さの目安は2節、およそ15cmです。葉っぱを1〜2枚残して後は取り除き、湿らせた用土に挿して乾かさないように管理します。ビニールポットなどにまとめて挿した方が効率がよいです。作業後2ヶ月ほどで根が出て苗になりますので、まとめて挿した場合は1本ずつ鉢に植え替えます。 ■その他 茎葉・根の生育が旺盛で鉢が小さいとバランスが悪く倒れやすくなったり、充分根が張れないこともあります。苗がちいさい内はそれに見合った大きさの鉢で育てますが、最終的には尺鉢(10号鉢・直径30cm)程度の大きさのものが必要となります。 ’ト’からはじまる植物 アオギリ科 花の香りも楽しめる植物 |
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