日本(本州・四国・九州)の山野に自生する高さ2〜3mの低木で冬は落葉します。直径5mmくらいの球形の果実が枝にびっしりと付き9月頃に赤く熟します。果実は秋口から落葉後の真冬まで長期間鑑賞でき、葉のあるときと落葉後ではその趣も異なり見る人を楽しませてくれます。主に実を鑑賞する庭木として玄関脇や池の端、灯籠周り添える木(灯障【ひざわり】の木)として用いられます。ウメモドキの赤い実は小鳥が好んでついばむ果実でもあり、そういう点では野鳥を呼ぶ庭木ともいえるかもしれません。 5月〜6月に淡紫色をした3〜4mmの花を葉の付け根にかためて咲かせますが、あまり目立ちません。葉は長めの楕円形で長さ5〜8cm、縁はなだらかなぎざぎざがあり、よく見ると両面に短い毛が生えています。葉の形や枝振りがウメに似ているので「ウメモドキ」の名前があります。モドキ(擬き)とは「似て非なるもの」「匹敵するもの」という意味です。 果実が熟すと黄色に色づく「キミノウメモドキ」や果実が白い「シロウメモドキ」、ウメモドキに似ているが葉の裏に毛が生えていないなどで見分けることができる「イヌウメモドキ」などの仲間があります。また園芸品種では直径1.5mmほどの果実をびっしりと付ける「コショウバイ」や野生のウメモドキの中でも特に果実の大きなものを選んで繁殖・育成した「大納言」がよく知られています。枝にぶら下がる様に長い柄を伸ばしてその先端に赤い実を付ける「フウリンウメモドキ」もユニークで楽しいです。
’ウ’からはじまる植物 モチノキ科 花木・庭木・果樹 |
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