世界の熱帯・亜熱帯に約40種類が分布する多年草です。花後にできる綿毛が繊維(要するに「綿」)となり、種子からは油がとれます。工芸作物(収穫後、工業的に加工された上利用される農作物。畳表の原材料になるイグサや、タバコも同じ工芸作物です)として重要度の高い植物ですが、花後にできる綿がはじけた姿(コットンボール)がユニークで切り花やドライフラワーなど観賞用としての需要があり、人気があります。花も存外に美しく真夏の炎天下にオクラやアオイに似た黄色い花を咲かせます。タネは大きくて扱いやすく、比較的育てやすいので小学校の教材として利用されることもあります。 本来は多年草ですが、園芸上は一年草として扱われます。草丈が1.5mほどになる高性ワタと草丈が20cmほどの頃から花を付けて最終的に80cmくらいになるドワーフコットンなどが、タネも市販されおり比較的入手しやすいです。
■基本は直まき 移植に弱いので鉢やプランター・庭に直接タネをまくか、ビニールポットにまいて本葉が2枚の頃に植え付けます。苗が大きくなってからの植え付けは根づきににくく、仮に根づいたとしてもよく育たないことがあります。 ■気温が上がってからまく 発芽温度が20〜25度と高温ですので、気温が充分上がってから5月以降がまき時です。また、遅くまくと花後の綿が見られないこともあるのでできれば5月中にまいたほうがよいでしょう。発芽日数は適温下で約10日です。 ■適した場所 日当たりと水はけの良い場所が適しています。生育は旺盛で強健な植物ですが、日当たりが悪かったりやせ地だと充分に育たず花も小さくなります。鉢植えにする場合は赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で混ぜた土を使います。 ■弱アルカリ性を好む ワタは弱アルカリ性の用土を好みますので、土に苦土石灰を混ぜ込んでおきます。 ■肥料 土にあらかじめ堆肥や化成肥料を混ぜ込んでおきます。花が咲いてきたら液体肥料を月2回与えます。 ■開花〜はじけるまで 開花して果実ができ、はじけてワタが見られるまでおよそ30〜50日かかります。 ■病害虫 ワタノメイガの幼虫(ハマキムシ)が発生します。葉を筒状に巻きその中に入って葉を食害します。見つけ次第薬剤を散布して駆除しましょう。 ’ワ’からはじまる植物 アオイ科 |
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