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画像:けえ企画 |
ユズリハ科
Daphniphyllum macropodum
譲葉 【漢字表記】
交譲木
日本(本州の福島以南、四国、九州、沖縄)
韓国
中国
10m〜15m
5月〜6月
★★☆☆☆
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ユズリハについて
本州(福島以南)、四国、九州、沖縄、韓国、中国などに自生し、大きくなると樹高が15mにもなる常緑性の高木です。葉は長さ10cm〜20cm、幅5cm〜7cmの長めの楕円形でやや先端が尖り、縁はゆるく波打ち、なめらかでぎざぎざはありません。質は厚くて光沢があり色は濃い緑色で葉と枝をつなぐ軸(葉柄:ようへい)の部分が赤みを帯びます。春〜初夏にかけて新しい葉が開いた後、古い葉が枯れ落ち、その姿がまるで古い葉が新しい葉と交代する(譲る)ようにみえるのでユズリハの名前があります。
常緑樹はたいがい、新しい葉が育つと古い葉が落ちていくものですが ユズリハの場合、その新旧の葉の世代交代が「若葉が生えそろったら→古い葉が一斉に枯れ落ちる」という風に短期間に行われる上にとてもはっきりしているのが特長です。
その様子が親(古い葉)と子(若い葉)が世代交代を繰り返し(葉が枯れて落ちて入れ替わり)、 家が続いていく(樹が成長していく)という「子孫繁栄」に見立てられ、縁起の良い木とされています。
4〜5月になると昨年伸びた葉の付け根あたりに小さな花を総状に付けます。雄と雌が別々の雌雄異株(しゆういしゅ)で雄花には萼(がく)も花びらもなく紫がかった褐色の葯(やく)だけが妙に目立ちます。
葉に白から淡い黄色の斑が入るフイリユズリハや葉柄が緑色のアオジクユズリハ(イヌユズリハ)、北海道や本州の日本海側に分布する蝦夷ユズリハなどの仲間があります。また、園芸品種に斑入り葉のシロフクメンが知られています。
以前はトウダイグサ科に属していましたが今は独立したユズリハ科に分類されます。 |
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他の画像(クリックで拡大・縮小・移動)
ユズリハの幹
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新芽を出して古い葉を落とした直後、つぼみも見える
〔関西平地 4月〕
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栽培メモ
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ポイント
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1.やや湿り気のある土壌を好みます
2.やせ地では葉が落ちやすい
3タネからふやす
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栽培カレンダー
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月
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剪定
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植え付け
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■適した場所
湿り気がありやや粘質の土壌を好みます。日当たりのよい場所が適していますが、耐陰性があり建物の北側など日当たりの悪い場所でも育ちますが、日陰地だとどうしても枝が間延びがちになります。また、乾燥に弱い性質なので、土が乾きやすい土壌や冬に乾いた風が当たる様な場所は適していません。
■植え付け
植え付けは春〜秋が適期です。植え付ける場所には堆肥に加えて腐葉土などの有機質もたっぷり混ぜ込んでおき土壌の湿度が高く保てるようにしておきます。
■剪定(枝を切る作業)について
ほぼ放任であまり枝を切る必要はありません。日陰で枝が間延びした場合やスペースの関係上大きくできない場合は、枝を半分くらいの長さに切り詰め、新しい枝を出させる様にします。
枝葉が密生している中にある細かい枝は大きな葉に日が遮られることなどもあり枯れやすいので、早めに枝分かれしている付け根の部分から切り落とし、樹の内部まで風がよく通る様にします(この作業を枝抜きといいます)。
剪定の適期は6月下旬から7月上旬、11月中旬から12月です。
■肥料
2月〜3月に堆肥や鶏ふんなどの有機質肥料を多めに施します。やせ地ですと本来落葉する時期ではないのに葉を落とすことがあります。また、窒素分の肥料が多いと枝付きがまばらになることがありますので、できるだけ控えましょう。
■病害虫
特に見られません
■ふやし方
タネまきでふやすことができます。秋に熟して黒紫色になった果実を採取し、乾かさない様に砂の中で貯蔵して春暖かくなってからまきます。
■その他
潮風や大気汚染に強く、生長はややゆっくりです。縁起木として正月飾りなどに用いられます。
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