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■ 土のコツ6 よい土の条件(4) 実践編U | 2006. 4.14 |
■基本がわかればあとは実際にやってみるだけ それでは、どの土とどの土をどれくらい混ぜたらよいのか?植物の性質によって微妙に異なって来るとは思いますが、TPO似合わせた基本の混ぜ方を紹介します ●万能タイプのブレンドで基本 赤玉土7腐葉土3 一番基本的な混ぜ方で、水はけも水もちもよい赤玉土に、土が硬くなるのを防ぎ有機質に富んだ腐葉土を混ぜた用土で、パンジーなどだいたいの草花をカバーできるブレンドです。一年草や二年草など、栽培がさほど長期にならないものに適しています。花木など、栽培が長期にわたると、赤玉土の土の粒子がつぶれて水はけが悪くなるので、そのような場合は、赤玉土を1わり減らし、代わりに川砂などを混ぜるとよいでしょう ●水はけが求められる、球根・ハーブ類 赤玉土6腐葉土3軽石1 基本的には万能タイプと代わりませんが、球根など水はけが悪いと腐ってしまうものなど葉、軽石などを足して、特に水はけをよくするとよいでしょう。軽石の代わりにパーライトでも同じ効果が得られます。ハーブも草花の中では特に水はけがよいのを求められますので、このブレンドの用土を使用するとよいでしょう ●サボテンなどの多肉植物に 軽石5赤玉土3ピートモス2 葉や茎などに水分を多く含んだサボテンや多肉植物などは、水分の少ない環境下で育つものなので、ふつうの土では水持ちがよすぎて、過湿気味になってしまいます。軽石など水はけのよいものを基本として、ブレンドするとよいでしょう。サボテンなどは室内でインテリアとして育てる場合も多いので、無菌状態でかびの生えないピートモスを腐葉土の代わりにして利用するとよいでしょう ●室内園芸、例えば観葉植物など 赤玉土5ピートモス3鹿沼土2 赤玉土を基本とした用土ですが、観葉植物など室内で育てることが多い場合は、土が乾きにくく、過湿状態になって根が腐ってしまうことがあります。そのため、水はけをよくするために鹿沼土を使います。川砂でもかまいません。また、腐葉土ではかびが生えてくるおそれがあるので、あんまり室内で育てる植物には適しません。そのため、同じ有機質として効果のあるピートモスを使用します ●肥料がとくに必要な野菜類に 赤玉土5腐葉土3+堆肥2 基本用土は赤玉土です。野菜類、特に実を付けるものは多量の肥料を必要とします。そして、効率よく肥料を植物に取り込むためには、良質な有機質の存在が不可欠です。そのため、腐葉土にさらに有機質に富んだ堆肥をブレンドすることによって野菜に適した用土になります。堆肥は完全に分解した(完熟した)ものを利用しましょう。完全に分解していないとガスが発生して植物の根を傷めます ●洋ランの用土 水ゴケ10 もしくは軽石8腐葉土2 洋ランは根が太く、野生の環境下では木に張り付いて生育するものもあり、過湿に弱いのですが、ある程度の保水性がないと育ちません。そこで、ある程度水持ちがよく、通気性がバツグンの水苔を単用する事がポピュラーです。シンビジュームなどは軽石を使用することも多い ●タネまき用土 ピートモス5バーミキュライト5 タネまきの土の場合は軽くて無菌状態で肥料の入っていないものというのが条件です。そこで水はけも水もちもよいバーミキュライトに軽くて有機質の含んだピートモスを混ぜます ●つり鉢の用土 赤玉土5ピートモス2パーライト2鹿沼土1 つり鉢など、上からつるしたり壁に掛けて使用する鉢などは用土が重くなると負担がかかり危険です。また水をやったときに特に重くなるので水はけをよくする必要もあります。そのためパーライトなどを使用して用土の重量を軽くし、鉢にかかる負担を軽くします。重くしすぎるとひもなどが切れて危険なのでやめましょう |||HOME||| |