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寒さに強くて丈夫

ヒマラヤユキノシタ

ヒマラヤユキノシタ
科名:ユキノシタ科
学名:Bergenia stracheyi
別名:ベルゲニア
原産地:ヒマラヤ山脈
樹高:10cm~60cm
主な開花期:3月-5月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(やさしい)

くわしい育て方

〔〕内は学名、B.はBergeniaの略

ヒマラヤユキノシタとは

ヒマラヤ山脈(アフガニスタン、パキスタン~ネパール~チベット)に分布する、毎年花を咲かせる多年草です。きわめて耐寒性が強くて育てやすく、日本でも広く普及しています。地面を横に這うように伸びる太い根茎から、うちわやしゃもじのように見える光沢のある大きな葉を出します。春になると花茎を長く伸ばして、その先に淡いピンクや白の花をまとめて咲かせます。

生長は比較的ゆっくりですが、環境が合えばあまり手間もかからず毎年花を楽しませてくれます。丈はあまり高くならず横に広がっていき、常緑なので地面を覆うグランドカバーにも利用されます。

ヒマラヤユキノシタを含むユキノシタ科ベルゲニア属は10種前後が知られ、それらを掛け合わせて作られた交雑種もあります。本来、ヒマラヤユキノシタはベルゲニア・ストレイチーにつけられた和名ですが、それらの交雑種もひっくるめてヒマラヤユキノシタの名前で出回ることが多いです。属名のベルゲニアはドイツの植物学者ベルゲンの名にちなみます。

その他の種

コルディフォリア〔B. cordifolia〕
シベリア・モンゴルに分布、花は淡い紅色。葉は円形で軸の部分で少しへこみます。種小名のコルディフォリアは「心臓型の」の意で葉の形に由来します。シベリアユキノシタとも呼ばれます。

プルプラケンス〔B. purpurascens〕
ヒマラヤ~ミャンマー、中国西部に分布、花色は紅紫色。種小名のプルプラケンスは「紫色」の意で、花色に由来します。花色が美しいので、園芸品種を作る際によく用いられます。

その他、代表的な園芸品種として濃い紅色花のアーベント・グルードや濃ピンク花のサン・シェード、純白花のシルバー・ライトなどがあります。品種改良はドイツやイギリスで盛んに行われていました。

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