ポピーの育て方
ケシ科 学名:Papaver 用途 鉢植え 露地植え ケシ科の植物で約150種が世界に分布しています。中にはモルヒネが採れる種もありますが、当然そのような品種は個人で栽培することが法律的に禁止されていますし、苗やタネも入手できません |
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開花期 |
肥料 |
季節・日常の手入れ
タネを採集する目的がないのであれば花の散ったあとの花茎は根元から切り取ります。ちなみにタネを採る場合は熟してきた頃に花茎を切り取って採集します(熟すとタネは風に飛ばされてしまう)。
そのままだとかびが生えるとがあるので、充分陰干しして乾かしてから紙袋など空気の通る袋に入れて冷蔵庫など涼しい場所で保管します。
日当たり・置き場所
よく日光の当たる場所で育てます。一年草タイプは夏前に枯れてしまいますが、多年草タイプは高温多湿に弱い品種もあるので、夏は風通しの良い場所に置きましょう。土の表面にワラや腐葉土を敷くと地温が上昇するのを防止する効果があります。
寒さには非常に強いので特になにもする必要はありませんが、苗がまだ小さいうちに冬を迎えた場合は特に寒冷地だと霜柱で苗が持ち上がってしまうことがあるので簡単な霜よけを行いましょう。
水やり・肥料
過湿を嫌い水はけのよい環境を好みます。土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。水をやりすぎると根ぐされをおこしやすく、そうなると回復は望めませんので注意が必要です。
肥料はそれほど必要なく、与えすぎると耐久性のない弱い株になってしまいます。植え付ける際にゆっくりと効く粒状の肥料を土に混ぜ込んでおいて、葉の色つやがなくなり黄色くなった場合などは、液体肥料を追肥として与えます。それ以外の場合は追肥は必要ありません。肥料は控えめにして丈夫な株に育てましょう。
用土
水はけがよい場所が適します。庭植えにする場合は水はけのあまり良くない場所なら、川砂を混ぜておくか、植え付ける際に土を山だかに盛っておくと水はけが良くなります。プランターや鉢に植える場合は赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。そこにパーライトか川砂を足すともっと水はけが良くなります。
植え替え・植え付け
一年草タイプは植え替えの必要はありません。多年草タイプのオニゲシは数年植えっぱなしでよいですが、生育が衰えてきたら秋に植え替えを行います。
苗を購入した場合は根を傷めないようにまわりの土を崩さないで植え付けましょう。ポピーは大苗での移植を嫌い根付きにくいので注意が必要です。
ふやし方
基本的にタネでふやせます。
タネは非常に細かくて軽く(あんパンの上に付いているゴマみたいなヤツありますよね。まさしくアレです)そのまままくとかたまってしまい、芽が出たときに収拾がつかなくなることがあります。砂を混ぜて増量させてからまくとまんべんなくタネをまけます。
タネは黒いビニール製の鉢(ポット)にぱらぱらとまいていき(土はかぶせない)、発芽したら間引いて、最終的に一鉢に1本になるようにします。その後、本葉が8枚くらいになったときにまわりの土を崩さずに慎重に植え付けます。とにかく植え替えをいやがる(根が枝分かれしにくくキズがついても新しい根が伸びにくい)ので箱などにまいて苗を掘り上げて植え付けるのは難しいです。
オニゲシは非常に丈夫なので株分けができます。適期は秋
かかりやすい病害虫
アブラムシが見られます。
まとめ
日当たりと水はけの良い場所を好みます
タネが非常に細かいので扱いに注意する
苗が大きくなってからの植え替えは難しく根付きにくい
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