まとまって咲く花がかわいらしい
フロックス
科名:ハナシノブ科学名:Phlox原産地:北アメリカ樹高:30cm-1m開花期:6月~9月栽培難易度:
|
フロックスとは
北アメリカにおよそ60種が分布します。その中でも一年で枯れる一年草タイプのドラモンディー種〔P. drummondii〕と毎年花を咲かせる多年草タイプのパニクラータ種〔P. paniculata〕の2種が主にフロックスとして栽培されています。初夏~秋にかけて花を咲かせ、花壇などに利用されます。いずれも多くの園芸品種が作られています。また、フロックスの仲間でよく栽培されているものに、シバザクラ〔P. subulata〕があります。
フロックスはギリシア語で「炎」を意味します。花色に由来するとも言われますが、はっきりした理由はわかりません。
ドラモンディー種
テキサス州に分布する、花後に枯れる一年草です。秋にタネをまいて、初夏に花を楽しむのが一般的です。小さめの花が房状に咲きます。色は紅、赤、ピンク、黄色、白など様々です。花の形は丸いものが多いですが、深く切れ込んで星形になる園芸品種もあります。草丈は15cm~20cmくらいに収まる矮性種から、60cmほどになり切り花などに向く高性種があります。
名前は植物採集家のドラモンドがこの種を発見したことにちなみます。
パニクラータ種
ニューヨーク州、ジョージア州、アーカーンソー州に分布する、毎年花を咲かせる多年草です。クサキョウチクトウ、オイランソウとも呼ばれます。日本には大正時代に入ってきたと言われています。ヨーロッパでたくさんの園芸品種が作られました。花壇の他、切り花にも利用されます。高さは50cm~1mになり、茎の先端に丸い花を房状にたくさん咲かせます。花色は、ピンク、白、紫などがあります。
関連するページ
・フロックスの育て方・ハナシノブ科