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小さくて丸いキクのような花

フィーバーヒュー(マトリカリア)

フィーバーヒュー
科名:キク科
学名:Chrysanthemum parthenium
別名:ナツシロギク
原産地:西アジア バルカン半島
草丈:30cm-80cm
開花期:6月~7月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(そだてやすい)

くわしい育て方

〔〕内は学名、M.はMagnoliaの略

フィーバーヒュー(マトリカリア)とは

西アジア、バルカン半島が原産のキク科の多年草で、茎や葉を薬や染料に利用できるハーブです。葉には薬臭いような香りと強烈な苦みがあり、蜂や蝶も近寄らないほどで殺虫剤に利用しても効果が高いようです。16~17世紀のヨーロッパでは薬草として栽培されていたようですが、現在では実用というよりも花を楽しむ草花として普及しています。フィーバーフューという名前は解熱効果に優れているところから「熱を下げる」という意味の「フィブリフューガ(Febrifuga)」が訛ったものといわれています。

日本には明治時代に渡来し、当時の学名が「マトリカリア」だったところから、現在でもこの名前で知られており白い花を初夏に咲かせるところから「ナツシロギク」の和名もあります。

厳密な決まりはないようですがハーブとして扱われるときは英名のフィーバーフューで、園芸草花としては旧学名のマトリカリアや和名のナツシロギクの名前で呼ばれることが多いような気がします。
葉は春菊のように切り込みが入り、緑色の他に斑入りや黄色の美しい葉をつける品種もあり、特に黄緑色の葉をつける品種群を「ゴールデン・フィーバーフュー」と分けて呼ぶこともあります。また、切り花用に改良された草丈の高くなる品種や花壇やプランター用の草丈の低い品種などもあります。

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