- 科名
- フウチョウソウ科
- 学名
- Cleome hassleriana
- 別名
- フウチョウソウ スイチョウカ
- 原産地
- アメリカやアフリカの熱帯 亜熱帯
- 大きさ
- 高さ90cm~1.2m
- 開花期
- 7月~10月
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
アメリカやアフリカの熱帯や温帯、中東などにおよそ75種が分布します。その中でも園芸で親しまれているのは熱帯アメリカ原産のハスレリアナ種で、一般的にクレオメというと本種を指します。
春にタネをまいて夏~秋にかけて花を楽しむ春まき一年草で、冬前には枯れます。日本には明治時代に入ってきて、花壇などに利用され、半ば野生化しているところもあります。茎はあまり枝分かれせずにまっすぐ上に伸び、その先端に4枚の花びらをもつ花を穂状にたくさん咲かせます。
雄しべが突出して長く伸びる独特の花姿が特長です。その姿を蝶に見立てて酔蝶花(すいちょうか)や風蝶草(ふうちょうそう)の別名があります。英名ではクモに見立ててスパイダープラントとよばれます。花は夕方に咲き始め翌日の昼頃にしぼみます。花色はピンクや白です。花後は長い軸の先に果実を付けて、熟すと弾けてタネをまき散らします。
茎葉には毛が生えており、触るとべたべたします。葉っぱは手のひらを広げたような掌状で長い軸をもちます。軸の付け根には刺(託葉)があります。
園芸品種に咲き始めはピンクで徐々に白くなる「ピンク・クイーン」や花色が豊富な「カラー・ファウンテン」などがあります。
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園芸では秋にタネをまいて翌春に花を楽しみ、その後枯れる秋まき一年草として扱うのが一般的です。