エレンボサンケ
- 科名
- ヒガンバナ科
- 学名
- Crinum
- 別名
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- 原産地
- 熱帯~亜熱帯
- 大きさ
- 高さ50cm~1m
- 開花期
- 6月~9月
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
世界の熱帯から亜熱帯に約160種が分布する大型の球根植物です。大半の種はアフリカに分布しますが、日本にも西日本の海岸を中心にハマユウが自生します。
細長~やや幅広い剣状の葉を株元から出し、太い花茎を50cm~1m伸ばしてその先端に数輪の花を咲かせます。花びらは6枚で付け根の部分でくっついています。花色は白やピンクで、夜間に芳香を放ちます。
名前の由来
名前はギリシア語でユリを意味する「クリノン」から来ており、花姿がユリ似ているところにちなみます
種類・仲間
〔〕内は学名、C.はCrinumの略
主に栽培されているものにはハマユウ、インドハマユウ、ムーレイなどがあります。また、そのほかにも園芸品種や雑種が多く知られています。
ハマユウ〔C. asiaticum 'japonicum'〕
紀伊半島南部、四国、九州など西日本の海岸を中心に自生する。花色は白で、花びらは細長い。主な開花期は夏で、夜間によい香りを放ちます。
インドハマユウ〔C. latifolium〕
インド原産の大輪種で花色は白やピンクで開花期は初夏。ハマユウに次いでよく栽培されている種で、日本には昭和初期に渡来しました。
ムーレイ〔C. moorei〕
南アフリカ原産の大輪種で白色がかったピンク色の花を咲かせます。白花や葉に黄色い縦じまの入る品種があります。
パウエリー〔C. ×pouelii〕
ムーレイと他の種が掛け合わさって出来た交雑種。花色は白色、赤を帯びた白色、淡い紅紫色などがあります。パウエルさんによって作り出されたらしい。
エレンボサンケ〔C. ×ellenbosanque〕
2種を掛け合わせてできた交雑種。花色は濃い紅紫やピンクなど色幅があるようです。
関連する植物
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ハマユウ
ヒガンバナ科
日本に自生するクリナムの仲間です。正式な和名はハマオモトですが、ハマユウの名前でもよく知られています。