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ミヤコワスレの育て方

ミヤコワスレキク科 学名:Gymnaster savatieri  用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう)

山野に自生しているミヤマヨメナを園芸用に改良されたものです。栽培の起源は江戸時代までさかのぼります。そのころから茶花や庭の下草として利用されていたそうです。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え替え
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
花がら摘み
咲き終わった花こまめにつみ取り、枯れた葉もキレイに取り除くようにします。一通り花が咲き終わった株は花茎を地際で切り詰めます。

日当たり・置き場所
あまり強い日射しを好まない、どちらかといえば日陰気味の場所で育てる植物です。良く日の当たる日向、西日の強烈に当たる場所に地植えにした場合は真夏はよしずを立てかけるなど日除けをする必要があります。

また、夏の暑さを少しいやがる性質がありますので、鉢植えの場合はできるだけ風通しのよい半日陰の場所に置き、気温が上昇するのを防ぎます。半日陰とは午前中いっぱいは日が当たるが午後からは陰になるような場所、一日を通して木漏れ日の光が当たるような場所のことをいいます。 

暑さに弱い反面、寒さにはある程度耐えます。霜や凍結で葉が著しく傷むと春以降の生育に大きく影響するので、寒冷地では霜よけが必要です。

水やり・肥料
乾燥に弱いので土の表面が乾いたらたっぷりと水を与え、適湿を心がけます。真夏は特に乾燥しやすいので水を切らさないように注意します。日当たりの良い場所に地植えにしている場合は腐葉土やワラなどを敷いて土の乾燥を防ぎます。水やりで見落としやすいのが1月~2月の冬の乾燥期です。冬だからといって水やりは控えめにせず、普通通りに土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。土が湿っているのにさらに水をやると過湿状態になるので、気をつけましょう。

肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの肥料を混ぜ込みます。追肥として開花中から花後と秋に1回ずつ同じ肥料を株元にばらまきます。

液体肥料を使う場合は花後から秋まで定期的に数回与えます。ただし、暑さで弱るようなら夏はいったんストップしましょう。

肥料はちゃんと与えることで 、たくさん芽をもった大きな株に育ちます。

用土
水はけがよく肥沃な土で弱酸性のものを好みます。具体的には赤玉土5:腐葉土3:鹿沼土2の割合で混ぜた土を使用します。ここでは鹿沼土が弱酸性土壌の性質を補っています。水はけの悪い土壌では病気が出やすいです。

植え替え・植え付け
地植えの場合は環境が適した場所なら5年くらい植えっぱなしでも元気に育ちます。しかし、同じ場所で長年育てていると生育が悪くなってくるので5年に1回くらいは他の場所に植え替えます。鉢植えの場合はそこから根が伸びてきたら植え替えの合図です。一回り大きな鉢に植え替えるか、株分けを行います。植え替えの適期は5~6月です。

ふやし方
株分けかさし芽でふやすことができます。株分けの適期は5月~6月で、花の終わった株を掘り上げて回りの土を落としてはさみなどで株を切り分けます。

さし芽は4月~6月に行います。春に伸びた芽の先端から2~3節を切り取って赤玉土などに挿し、根がでるまで乾かさないようにしましょう。

かかりやすい病害虫
病気:白絹病 害虫:アブラムシ

白絹病は湿度と気温の高い時期に発生しやすい病気で、梅雨時期から夏は要注意です。株元の茎に白い菌糸がまとわりつくように付いて株を枯らします。風通しと土壌の水はけをよくして、発生しにくい環境を作ることが大切です。

春先から茎葉、つぼみにアブラムシが発生します。早めに駆除しましょう。

まとめ 

やや暑さによわいので、夏はできるだけ涼しい場所で育てる
有機質の多い土を好む
地植えの場合5年くらい植えっぱなしでよい

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