奇妙な形のがくがメイン
モルセラ
科名:シソ科学名:Moluccella laevis別名:カイガラサルビア原産地:西アジア・シリア草丈:40cm~90cm主な開花期:7月-9月栽培難易度:
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モルセラとは
葉っぱ モルセラの花 網目状になる模様も美しい |
モルセラは地中海沿岸~インド北西部に4種が分布します。その中でも園芸で親しまれているのはシリアの乾燥した地方に自生するモルセラ・ラエヴィスという種で、モルセラというとこの種を指すのが一般的です。普通は春にタネをまいて夏~秋に鑑賞する春まき一年草として扱います。日本には昭和初期に渡来しました。モルセラの名前はモルッカ諸島(moluccas)にちなみ、原産地とされていたところに由来します。
葉はフチにゆるいギザギザがある円形で、茎の断面は四角形です。淡緑色の大きながくに包まれるようにちょこんと小さな白い花を付けます。がくは円形の盃状で直径およそ3cm、花本体より目立ち、むしろ見た目ではこちらが花と勘違いしてしまいます。花穂にびっしり付いた花姿はユニークです。そのがくの形からカイガラサルビアの名前があります。花本体は小さいですが、ミントのような清涼感のある芳香を放ちます。がくは透き通るような白い葉脈が美しく、乾燥した状態で長期間もつのでドライフラワーに適しています。
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