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ルピナスの育て方

ルピナスマメ科 学名:Lupinus用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよい)

北アメリカ西部を中心に、南アメリカ、南アフリカ、地中海沿岸に200種以上が分布します。花後に枯れる一年草、毎年花を咲かせる多年草、低木になる種があります。

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
    バー バー バー バー            
タネまき
                バー バー    
肥料
  バー           バー バー    

季節・日常の手入れ ポイント
1シーズンで花を2回楽しむためには、一番花の付けた花穂を満開が過ぎて少し枯れてきた頃に切り取ってしまい、ワキの芽を育ててやると、小振りになる傾向がありますが、しっかりと花を付けます。枯れてしまった花をそのままにしておくと、二番花を楽しめないこともあるので注意しましょう。

日当たり・置き場所
日当たりのよいのに越したことはありませんが、ある程度の日陰でも耐えられます。冬の寒さには強く-5℃くらいまで大丈夫ですが、凍らせるとアウトなので冬の水やりは午前中におこないましょう。逆に夏の暑さには弱く、25℃を超すと生長が止まります。特に苗の状態で夏越しする場合は、なるべく風通しのよい涼しい場所で管理するようにしましょう。

水やり・肥料
過湿にすると根ぐされをおこしやすいので、どちらかといえば乾燥気味に管理します。土の表面が完全に乾いてから水をやるようにします。冬は生長が鈍り水の要求量も少ないために、土の表面が乾いてから1から2日くらいあけてから水をやるようにします。しつこいようですがやりすぎには注意しましょう。

肥料は、タネをまくときに土にあらかじめ混ぜておき、茎が元気よく伸びる4月頃にも効き目がゆっくりと現れる固形の肥料を与えましょう。マメ科の植物全般にいえることなのですが、肥料は窒素分の少ないものを選んで与えるようにしましょう。

用土
水はけのよい土で、酸性の弱いもの 赤玉土7:腐葉土2:川砂1 鹿沼土やピートモスは特に酸性の強い用土なので使用しないこと。また、庭に直まきする場合は、石灰をタネをまく前に混ぜ込んでおいて、酸性を中和した方がよいでしょう。

植え替え・植え付け
花後に枯れてしまうので、植え替えの必要はありません。

ふやし方
タネの大きさは種によって若干異なります。例えばラッセル種は1mlあたり約20粒ですが、カサバルピナスでは1~2粒/mlです。ちょうどその中間がキバナルピナスで6~7粒/mlです。

まく時期は9月~10月頃、発芽適温は15℃-20℃です。カサバルピナスはやや高温発芽性で20℃-25℃でよく芽を出します。夏越しが容易な寒冷地では春~初夏にタネをまいてもよいでしょう。
根が太く枝分かれが少ない直根性で(ゴボウのようなものを想像してください)、移植しづらい性質なので(根が折れてしまうと新たに根がでにくい)、庭や鉢に直接タネをまきます(直まきといいます)。少し多めにまいて、よいものだけを残して間引きながら育てます。

タネは皮が非常に固いので、一晩水につけて柔らかくしてからまきましょう。タネは「ミナレットルピナス」が秋にまくと翌春に咲くので育てやすくおすすめです。

二年草タイプは秋にまいたら翌々年の春、初夏にまくと翌春に花を咲かせます。ルピナスはある程度の大きさに成長した株が、一定の低温に当たることで花芽を作ります。秋にまいたものは冬までに条件を満たすほどの大きさに育たず、開花が翌々年になると言うことです。

かかりやすい病害虫
苗が突然枯れる立ち枯れ病が発生することがあります。水はけのよい場所を選んでタネをまきましょう。

まとめ 
直根性で移植しにくいので直まきする
かなり横に広がるので、間隔を十分にあけて植え付ける
酸性の土をいやがる

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