ザミオクルカス・ザミーフォリアの育て方

乾燥に強い

サトイモ科 「さ」からはじまる植物 観葉植物

ザミオクルカス・ザミーフォリア
この植物の解説

育て方はこのページの下

科名
サトイモ科
学名
Zamioculcas zamiifolia
用途など
鉢植え
開花期
9月~10月
大きさ
高さ30cm~60cm
耐寒性
ややよわい(5℃以上)
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え 5月~6月
肥料 4月~10月

日常の手入れ

丈夫でさほど手間のかからない植物です。ポイントは置き場所と水やりになりますが、それも基本的な性質をおさえればさほど難しく考える必要はありません。

インテリアグリーンとして育てる場合、どうしても葉っぱにホコリなどがたまってしまうことがあります。生育にはさほど影響はないかも知れませんが、美観を損ないますので水に濡らしたティッシュで軽く葉の表面をふいてあげたり、ベランダなどに出してシャワーで洗い流してあげましょう。

日当たり・置き場所

丈夫そうな見た目に反して日光にはやや繊細なところがあり、直射日光に当たると葉が焼けてしまうことがあります。一年を通して明るい日陰やレースのカーテン越しの柔らかい日差しの当たる場所で育てます。明るい日陰のほうが葉色やツヤもよくなります。そういう点では室内で育てるのに適した植物とも言えます。日のほとんど射さない暗い日陰はよくありません。「風通しのよい明るい日陰(半日陰)」が最も適している置き場所と言えるでしょう。

寒さには弱く気温がおよそ10℃以下になると生育がストップして休眠に入り、5℃を切ると枯れてしまうおそれがあります。5℃というのは生育ボーダーラインの気温ですので、当然それ以上の気温が保てる方が無難です。真冬の置き場所には気を付けましょう。

水やりと肥料

乾燥によく耐える植物です。逆に土がいつも湿っているような多湿状態を嫌います。水やりは土の表面が乾いてからたっぷり与えるようにしましょう。土が湿っている状態で水を与えるということを繰り返していると多湿状態になり、根腐れを起こす可能性があります。冬の低温下では生育が緩慢、もしくは休眠状態に入りあまり水を必要としません。乾燥気味に管理し、水やり回数は控えめにします。冬は月1~2回程度の水やりでもかまいません。ただ、冬であっても気温が春~秋と変わらずに充分に保てるなら水やりは普通に行います。

春~秋にかけてはよく生長しますので、肥料が必要です。さほとたくさん必要ではありませんが、液体肥料を月1~2回程度与えるようにします。冬は肥料を与える必要はありません。


適した土

水はけの良い土を好みます。ハイドロカルチャーで育てることもできます。

植え替え・植え付け

よく生育しますので1年~2年に1回植え替えが必要です。植え替え時期は春5~6月が適期ですが、できれば5月の初め頃に済ませてしまいましょう。ちょうど5月の初めが気温も上昇してきて生育旺盛な時期に入り、その頃なら植え替えや株分けなどで多少根などが傷んでも回復が早く、その後の生育にも支障を来さないからです。「その年の生育期間の前半に植え替えを行う」ことがポイントです。4月頃から生長しますが、気温が充分に上がる5月に入ってから作業した方が無難です。

ふやし方

株分けと葉ざしでふやすことができます。株分けは大きくなりすぎた株を植え替えと同時に行います。葉ざしは1片の葉を切り取って土に挿すだけですが、必ず葉軸(茎の部分)を付けた状態で挿しましょう。葉ざしの場合、挿した葉がそのまま生長するのではなく、地中にイモができてそこから子株が発生して新しい株となります。

かかりやすい病害虫

とくにありません。

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