セネシオ・ミカニオイデスの育て方
- 科名
- キク科
- 学名
- Senecio mikanioides
- 別名
- ジャーマンアイビー ツタギク
- 原産地
- 南アフリカ
- 大きさ
- つる性 ~6m
- 主な開花期
- 11月~12月
- 耐寒性
- よわい
- 難易度
- ★★★☆☆(ふつう)
こんな植物です
南アフリカ原産の多年草でつるを長く伸ばします。やや切り込みの深い光沢のある葉が美しく、にごりのない明るい黄色の花を咲かせます。日本では1980年前後にジャーマンアイビーの名前で観葉植物として流通していましたが、現在はツタギクの名前で花を咲かせた鉢植えが出回ることが多いです。単なる売り方の違いでジャーマンアイビーもツタギクも「セネシオ ミカニオイデス」という同じ植物です。
花の時期は標準で11月-12月、開花期間は短いですが一度にたくさんの花を咲かせる姿は美しく、花の咲いていない時期も観葉植物として楽しめる何とはなしにお得感のある植物です。
キク科でつる植物というと違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、本種の属するキク科のセネシオ属は世界中に2000種以上がある非常に大きな属でその形態もバラエティーに富んでおり、そのほかにもグリーンネックレスなどが親しまれています。
育て方
- ・日当たりを好む
- ・冬越しは3℃~5℃
- ・適宜つるを切り戻します
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え替え | 3月下~4月上 |
---|---|
肥料 | 4月~10月 |
日常の手入れ
切り戻し
つるをよく伸ばすので適宜つるを切り戻して姿を整えます。ただし、花を楽しみたい場合は秋以降はつるの切り戻しは行いません。秋以降につるを切り戻してしまうとその年は花が咲かないか、花数が少なくなります。
楽しみ方
暖地や霜の心配のない平地では屋外で冬越しすることもありますがやや寒さに弱いので、冬に移動できる鉢植えやコンテナ植えが適しています。つるが長く伸びるので朝顔でよく使うあんどん支柱やラティスなどを用いてつるを絡ませるとよいでしょう。原産地では茂みに自生し低木を覆うようにつるを伸ばして育ちます。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所が適していますが、ある程度の耐陰性もあり室内の明るい場所なら問題なく育ちます。耐寒性は弱めで、冬でも3℃-5℃の気温が必要です。暖地や平地でも霜の心配のない地域では屋外でも冬越し可能ですが、それ以外の地域では屋根のある場所や室内で育てた方が無難です。室内に移動させる場合はできるだけ日当たりの良い場所へ。
水やり・肥料
水は土の表面が乾いていたらたっぷりと与えます。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
ふやし方
さし木でふやすことができます。切り戻したつるを土に挿しておくと根が出てきて株になります。作業は5月-9月の高温時期ならいつでも可能です。
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グリーンネックレス
キク科 難易度★☆☆☆☆
グリーンピースのような球状の葉っぱを付けるつる性の多肉植物です。