ジンジャー
- 科名
- ショウガ科
- 学名
- Hedychium
- 別名
- シュクシャ ジンジャーリリー
- 原産地
- 熱帯・温帯アジア マダガスカル
- 大きさ
- 高さ80cm~3m
- 開花期
- 8月~10月
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
〔〕内は学名、H.はHedychiumの略。
温帯・熱帯アジア、マダガスカルにおよそ50種が分布する球根植物です。香味野菜として使うショウガ〔Zingiber officinale〕とは草姿こそ似ていますが違う植物です(同科ですが属が違います)。
一般的に「ジンジャー」と言えばショウガのことを指しますが、園芸ではここで紹介するショウガ科ヘディキウム属の植物を指します。主に花を楽しむのが目的で、花壇などに植えられます。和名でシュクシャ(縮砂)と言いますが、あまり使われることはありません。英名ではジンジャー・リリー、ガーランド・リリーと呼ばれます。
草丈が80cm~3mになる大型の草花です。先端の尖ったやや細長い葉を2列に並べて上に伸びていきます。主な開花期は夏から秋で、黄・白・赤・オレンジ色の花を穂状に咲かせます。花は強い芳香を放つものもあります。
名前の由来
属名のヘディキウムはギリシア語のへディス(甘い)とキオン(雪)からきており、コロナリウム種が純白で強い香りを放つ花を咲かせるところによります。日本にはコロナリウム種が江戸時代末(1850年頃)に入ってきたのが最初とされます。
種類
コロナリウム〔H. coronarium〕
インド、マレーシア原産、ハナシュクシャとも言われるジンジャーの代表的な種です。花色は白で、中心部分がクリーム色のぼかしが入り、強い芳香を放ちます。草丈は1m~2mになります。
コッキネウム〔H. coccineum〕
インド、ミャンマー、スリランカ、ヒマラヤに分布します。草丈は1m~1.5m、花色は赤色。(和名:ベニバナシュクシャ)
カルネウム〔H. carneum〕
インド、マレーシア原産でサーモンピンクの花を咲かせます。(和名:ニクイロシュクシャ)
園芸品種
園芸品種は日本で改良されたものが多くあり、特に香川県の小山実一氏の育種によるものは有名です。
その他の画像
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ターメリック
ショウガ科 難易度★★★☆☆
地下茎(根茎)がスパイスや染料として利用される。カレーの黄色はこれです。