シラサギカヤツリの育て方
- 科名
- カヤツリグサ科
- 学名
- Rhynchospora colorata
(=Dichromena colorata) - 別名
- シューティングスター シラサギノマイ
- 原産地
- 北アメリカ
- 大きさ
- 30cm~60cm
- 主な開花期
- 5月~10月
- 耐寒性
- つよい
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
湿地に育つ水生植物で、春から秋にかけて花茎の先端に星のような形をした花を咲かせます。花のように見える白く色づいた細長い部分は総苞(そうほう)と呼ばれ、厳密には花びらではなく萼(がく)のようなものです。星のような形の花を咲かせると言うより、総苞が白く色づいて花のように見えると言った方が正しいかも知れません。花の本体は放射状に広がる総苞の中心部分にありますが、あまり目立ちません。
地中の地下茎が横に伸びて、そこから地上に向かって葉を伸ばして増えていきます。
すらっと長く伸びた茎と白い花が非常に涼しげで湿地を好むところから水を張ったウォーターガーデンなどで利用できます。北アメリカ原産の植物ですが、なんとなく「和」を感じさせる姿で苔玉にしても似合います。
育て方
- ・水を切らさないように注意
- ・日当たりを好む
- ・株分けでふやす
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
植え付け | 4月上 |
---|---|
肥料 | 4月~10月 |
日当たり・置き場所
日当たりのよい場所を好みます。
冬になると地上部は枯れて、地下茎が残り休眠状態で冬を越します。凍結させなければ枯れることはないので、平地や暖地では戸外でそのまま越冬できます。寒冷地では鉢植えにして室内に取り込みます。温室のように一定の温度をキープできる場所では地上部は枯れず、しかも一年を通して花を楽しむことができます。
水やり・肥料
湿地のような常に土の湿っている環境を好む植物で水切れに弱い性質があり、水やりはシラサギカヤツリを育てる上でのポイントとなります。株元を水中に沈めて育てると水切れの心配もなく管理しやすいですが、普通の鉢植えでも問題なく育ちます。ただしその場合は水もちのよい用土を使い、土の表面が乾く前にしっかりと水を与えて常に土を湿らせておきましょう。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
植え付けと用土
田んぼの土のように水もちのよい土が適しています。あまり軽い土は適しません。
ふやし方
4月上旬に植え替えを兼ねて株分けでふやすことができます。
関連する植物
-
シペラス(パピルス)
カヤツリグサ科 難易度★★☆☆☆
水を好み、水辺が似合う植物で観葉植物として扱います。