ジントウ(神刀):クラッスラの育て方

ベンケイソウ科 「し」からはじまる植物 多肉植物

ジントウ
科名
ベンケイソウ科
学名
Crassula falcata(=Crassula perfoliata var.falcata)
別名
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原産地
南アフリカ
大きさ
10cm~40cm
主な開花期
7月~9月
耐寒性
ややよわい
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

南アフリカ・ケープ州南部原産、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物です。その中でも春から秋に生長し冬に休眠する『夏型』に分類されます。厚めの鎌の刃のような姿の葉が印象的です。葉の縁はエッジが効いており、名前の示すとおり刃物のようです。茎は寸が詰まって短く、葉を交互に出しながら上に伸びていき、40cmほどの高さになります。大きくなった株はときどき子株を出します。葉は青みがかった緑色で表面は白粉を吹いたようになっており、ざらっとした質感です。

夏になると葉の重なりあった中心部分から花茎を伸ばし、先端に真っ赤な小花をたくさん、花火のようにぱっと咲かせます。変種には葉に斑の入るジントウニシキ(神刀錦)があります。

性質が強くて育てやすいからか、様々な園芸品種の親となっています。代表的な品種に紀の川、呂千絵、アイボリーパゴダなどがあります。


育て方

栽培カレンダー

栽培カレンダー

主な作業の適期

植え替え 3月下~5月 / 9月~10月
肥料 4月~6月 / 9月~10月

日当たり・置き場所

暑さには強いですが、寒さに弱い植物です。一年を通してよく日に当てて育てます。春から秋の生育期は屋外やベランダ、冬は霜や寒さを避けられる室内の日当たりのよい場所に置きます。基本的には冬に休眠する夏形種ですが、一定の温度が(10℃前後)あれば一年を通して生長します。

雨ざらしの場所に置いていると、表面の白粉っぽい質感が損なわれてしまうので気をつけます

水やり・肥料

春から秋の生育期は土が乾いたら水を与えます。生育期に水が多いと茎が間延びする傾向があります。冬は低温下で休眠するので水やり回数をぐっと抑えて乾燥気味にします。大きく生長するので、春~秋に液体肥料をときどき与えます。

かかりやすい病害虫

とくにありません。

植え付けと用土

気温の高い春~秋に行います。用土は水はけのよいものであれば特に選びません。

ふやし方

葉ざし、茎ざし、子株ができた場合は株分けでふやすことができます。適期は春~夏です。

葉ざしは元気でしっかりした葉を選んで切り取り(もしくは、手でちぎって)土の上に寝かせておきます。

茎ざしは葉を数枚つけた状態で茎を切り土に挿します。

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