ダールベルグデージーの育て方
- 科名
- キク科
- 学名
- Thymophylla tenuiloba(=Dyssodia tenuiloba)
- 別名
- ディッソディア ティモフィラ
- 原産地
- テキサス~メキシコ
- 大きさ
- 20cm~30cm
- 主な開花期
- 4月~9月
- 耐寒性
- ふつう
- 難易度
- ★★☆☆☆(そだてやすい)
こんな植物です
アメリカ南部のテキサス~メキシコに分布する花後に枯れる1年性の植物です。開花期は主に春~夏で直径2mほどでキク科らしい形の黄色い花をたくさん咲かせます。葉は細かくて繊細、草丈は20cm~30cmで横に広がっていきます。園芸品種の中には草丈が低いものや、花付きがよい多花性種などがあります。特に満開時期の多花性種の株は黄金色のカーペットのようで美しいです。
開花期間が長くて暑さにも強く、夏花壇にも最適な草花ですが多湿に弱いので風通しと水はけの良い環境で育てるのがポイントです。
旧属名のディッソディアや現在の属名のティモフィラの名前で呼ばれることもあります。
育て方
- 性質は比較的丈夫ですが、原産地では乾燥した砂質土壌に自生し、多湿や多肥(肥料のやり過ぎ)を嫌がります。花壇に植える場合は水はけのよい土にする、鉢やコンテナ植えは雨を避けるなど適した環境に近づける工夫で生長や花付きも良くなります。
●ポイント
栽培カレンダー
主な作業の適期
タネまき | 4月 / 10月 |
---|---|
肥料 | 5月~7月 |
日常の手入れ
咲き終わった花はこまめに摘み取るようにします。花がひととおり咲き終わったら、茎を半分くらいの長さに切り戻すとワキから茎が伸びてきて花を咲かせます。
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所でよく育ちます。雨の当たる場所では多湿になり花付きが悪くなります。また、暑さには強いですが日本の夏は湿度が高いので8月頃は生育が鈍ることがあります。
水やり・肥料
水は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。常に土が湿っているような状態では根腐れを起こす可能性があるので気をつけましょう。
生育中は月2回程度液体肥料を与えます。多肥を嫌がるので肥料は控えめに。
かかりやすい病害虫
とくにありません。
植え付けと用土
水はけのよい砂質の土が適しています。
ふやし方
タネまきの適期は春と秋の年2回で発芽適温は15℃~20℃です。春は暖かくなってくる頃に、秋は厳しい暑さが過ぎる頃がちょうどよいでしょう。秋にまいたものは発芽後、本葉が3~4枚になった頃にポットや小鉢に植えて霜の当たらないところで冬越しさせ、春に暖かくなってから花壇などに植え付けます。
春まきよりも秋まきのほうが株が大きく育ちますが、耐寒性が弱いので寒冷地では春まきのほうがよいでしょう。
関連する植物
-
ブラキコメ
キク科 難易度★★☆☆☆
コスモスをそのまま小さくしたような、少し線の細い草姿。