花の少ない冬に咲く
ユリオプスデージー
科名:キク科学名:Euryops pectinatus原産地:南アフリカ草丈:60cm~1.5m主な開花期:11月-5月栽培難易度:
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〔〕内は学名、E.はEuryopsの略
ユリオプスデージーとは
大きくなると、樹木らしい姿になります |
南アフリカ原産の常緑低木です。小さいうちは草花のような姿ですが、年を経ると茎は太くなって表面がごつごつした樹木らしい姿になります。葉は羽状に深く切れ込んで表面に柔らかい毛が密生し、灰白色に見えます。冬~春の花の少ない時期に一重の黄色い花を咲かせます。花径は3cm-4cm、花茎を15cm前後伸ばして先端に1輪をつけます。
日本へは昭和40年代に渡来し、鉢花として普及しました。性質強健で、寒さにも強いので平地や暖地では露地で低木状に茂った株もよく見られ、生垣にも利用できます。属名のユリオプスはギリシア語で「大きな目をもつ」の意で、花姿に由来します。
種類
キク科ユリオプス属は南アフリカを中心にアラビア半島にかけて、60種以上の仲間が知られていますが、ペクティナツス種〔E. pectinatus〕のことを指して「ユリオプスデージー」と呼ぶのが一般的です。代表的な園芸品種に八重咲き種の’ティアラ・ミキ’があり、苗が広く出回っています。
本種以外にはバージネウス種〔E. virgineus〕が「ゴールデンクラッカー」の名前で鉢花として流通しています。
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