ユーチャリスの育て方
ヒガンバナ科 学名:Eucharis 用途 鉢植え 中央~南アメリカに約10種類が分布する球根植物です。その中でもよく栽培されているのはアマゾンユリの和名をもつグランディフローラ種です。日本には明治時代の中頃に入ってきたと言われています。 |
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開花期 |
不定期 |
植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ
寒さに弱いので基本的に鉢植えで育てます。ユーチャリスは不定期咲きで条件(25℃前後の気温が2週間以上続くか、葉がしおれるほどの乾燥状態を何度か繰り返す)さえ満たされれば1年のうちに数回花が咲く性質があります。
花が枯れてきたら花がらをつみ取るようにしましょう。すべての花が咲いてつぼみがなくなったら花茎ごと切り取ります。
日当たり・置き場所 ポイント
葉っぱの出ている生育期は直射日光を避け、明るい日陰で育てます。特に真夏は直射日光は避け、風通しの良い半日陰の場所で栽培しましょう。
気温が10℃を切ると生育が弱り、枯れてしまうことがあります。冬は室内の窓際のよく日光が当たる場所で育てます。空中の湿度が高い環境を好むので、エアコンの暖房が効いた部屋は避けます。
水やり・肥料 ポイント
土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにしましょう。わざと乾燥させて花芽を強制的に作る方法もありますが球根が弱るのでおすすめしません。冬に温度が保てなくて休眠させる場合は10月頃から水やりの回数を減らしていって12月~3月までは水を完全に断ちます。休眠に入った球根は掘り上げずにそのまま日陰で管理しましょう。室内で気温が保てる場合は生育中よりも回数を減らして水やりを行いましょう。
芽が出てきて花が咲き終わるまで液体肥料を20日に1回与えます。植え付ける際に土に肥料を混ぜておく必要はありません。
用土
水はけが良く肥沃な土を好みます。赤玉土7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
2~3年に1回、5月か6月に新しい土で植え替えをします。根を傷めるとその後の生育に支障を来すために植え替える際は元気な根を折らないように慎重に行います。
球根の植え付けは5月~6月で5号鉢(直径15cm)に1球が目安です。植え付ける深さは球根の肩のあたりが土の表面に出るくらいの浅植えにします。
ふやし方
分球とタネまきでふやすことができます。
球根が自然に分球するので植え替えの際に手で簡単にはずれる子球は充分育っている証拠なので別の鉢に植え付けます。まだ小さくて親球からはずれない子球は無理にはずさないようにして、付けたままにしておきます。
花後にできるタネをまいてもふやすことができますが、花が咲くまでに最低5~6年かかります 。
かかりやすい病害虫
害虫 カイガラムシ
まとめ
生育期は日射しを避け、明るい日陰で育てます
寒さに弱い。越冬の目安は10℃以上
湿気の高い環境を好みます
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