ヤサシイエンゲイ

アサガオの育て方

アサガオ

ヒルガオ科 学名:Ipomoea nil 用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(よわい)

「早朝に咲いて日が昇る頃にはしぼむ、つるを伸ばす夏の花」というイメージがありますが、昼間に咲くもの、つるの伸びないもの、秋に咲くものなど非常にバラエティーに富んでいます。

栽培カレンダー
■アサガオ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
            バー バー バー    
タネまき
        バー バー            

■セイヨウアサガオ

開花期
          バー バー バー バー  
タネまき
        バー バー            

タネをまく準備
苗でも出回りますが、タネからでも非常に育てやすい植物なので、ぜひ一度挑戦してみてください。

気温が低いと発芽しません
タネが発芽する気温が20℃~25℃と比較的高温です。気温の低い時期にあわててまくのは禁物です。タネのまきどきは5月中下旬~6月です。

下準備をする
アサガオのタネは表皮(カラ)が非常に固いです。せっかく芽を出してもカラを破れず、双葉が開かないときがあります。発芽の手助けをするために「芽切り」をしましょう。芽切りをすることで、タネが十分水を吸うことができるようになり、芽が出やすくなり、発芽も揃います発芽しやすい処理がされているものが多く市販されています。そのようなタネは下準備不要です。

芽切りの方法
朝顔のタネ芽切りはタネの表面を傷つける作業です。カッターや爪切り、ニッパーなどでタネの表面を少し削ります。深さは中の白い部分が少し見える程度、カラの一部を剥ぐ程度でokです。あまり深く切りすぎると、最初に出てくる葉っぱ(双葉)に穴が開くことがあるので注意しましょう(タネの中には折りたたまれた状態の双葉がぎっちり詰まっています)。なれないうちは少し失敗するかもしれません。

また、へそと呼ばれる白い部分は発芽部で、ちょうど内側に根になる部分があるので、傷つけないようにしましょう。芽切りした後は、一晩くらい吸水させてからまきます。

タネをまく
鉢にタネを直接まいて間引きながら育てるのが一番簡単です。4号(直径12cm)鉢-6号(直径18cm)鉢に1株が目安です。

箱やポットなどにまいて発芽後に植え替える場合、本葉が7枚~8枚の頃までに行いましょう。ツルが伸び始めると、扱いにくくなります。

タネを植える深さは1.5cm、へその部分が下、丸みのある背中の方が上になるようにまきます。ちゃんと向きを守ってまくと、根はまっすぐ下に、子葉は素直に上に伸びて、きれいに発芽が揃います。割り箸で穴を空けて、ピンセットでつまんで穴に落とし込むようにまくと良いでしょう。子葉が地上に出てくるとき、土の摩擦と重みで種皮の殻が外れますので、土はしっかりとかぶせます。タネまきの手順

その後は、発芽まで乾かさないように、充分水を与えます。

ツルを巻き付ける、仕立てる ポイント
アサガオは色々な仕立て方がありますが、あんどん支柱に絡ませる方法がとっつきやすいです。そのまま、まっすぐにつるを伸ばしてもかまいませんが、ツルの先端を摘み取る「摘心」を行った方が、ツルの数も増えて、ボリュームが出ます。

緑のカーテンにする場合も、同様に摘心を行って、ツルの数を増やすとよいでしょう。

鉢植えのあんどん仕立て

摘心する

摘心する

本葉(双葉の次に出てくる葉っぱ)の枚数が8枚程度になったら、下から数えて5枚目の本葉のすぐ上で、先端をちょん切ります(この作業が摘心です)。
ハサミで切ってもいいですが、まだツルが細くてやわらかいので、ツメで簡単に切れます。

子ヅルが伸びる

子ヅルが伸びる

新たな芽は、摘心したすぐ下の葉の付け根から出てきます。だいたい、葉の付け根ごとに1本ずつでてきます。このつるを子ヅル(切り落としてしまった元のツルは親ヅルです)と言います。子ヅルは、1株でだいたい3本くらい出てきます。

誘引する

誘引する

ツルは最初、なかなか自分からまきついて行かないので、手を使って支柱に軽く絡ませてあげるか、ヒモなどで軽く結わえます。
ツル同士が絡まり合った場合は、早めに手で外して、それぞれを支柱に絡ませます。バランスよく茂らせたいなら、ツルが伸びるごとに、適宜誘引した方がよいです。

その他

その他

あんどん支柱に絡ませるなら、子ヅル3本くらいが仕立てやすく、姿もきれいに収まります。
大輪系アサガオで、出来るだけ大きな花をバーンと咲かせたい場合は、一番元気な子ヅルを1本だけ残して、あとは取り除きます。

日当たり・置き場所
日当たりを好むため、午前中いっぱいは日の当たる場所で育てましょう。
冬前に枯れてしまいますので防寒対策は必要ありません。

水やり・肥料
土の表面が白く乾いたらたっぷりと水を与えます。真夏の水やりは朝夕の涼しい時間帯に。

肥料は植え付ける際に土の中にゆっくりと効くタイプの粒状肥料を混ぜ込んでおきます。その後は1週間に1回の割合で液体肥料を与えます。薄めるタイプの液体肥料は鉢植えの草花に与えるのと同じ濃度で。

用土
水はけが良く、腐葉土など有機質のたっぷり入った土が適しています。赤玉土5:腐葉土4:川砂1の割合で混ぜた土や草花用の培養土を用います。

その他

タネの採り頃タネを採る
タネの採り頃は、実の表面が茶色くなって、がくが反り返ったころです。自家受粉は年々繰り返すと品質が低下しやすい傾向があります。 目当ての花色、品種がある場合は新しいタネを求めましょう。

西洋アサガオについて
西洋アサガオは生育おう盛でよく茂り、花付きが良いのが特徴です。アサガオより晩生(おくて)で主な開花時期は晩夏~晩秋、霜が降りて枯れるまで咲き続けることもあります。
栽培の基本は普通のアサガオと変わりませんが、以下を注意してください。

1.水切れに注意。乾いてきたら水をたっぷり与えて早く大きく育てる。水はけの良い用土を用いる。

2.肥料、特に窒素分が多いと葉ばかり茂りすぎて花付きが悪くなります。遅くまで肥料を与えていても同様のことが起こります。肥料は夏の終わりまで、以降は与えません。

「真夏に花が咲かない」というのは開花時期が来ていないケースが多いです。「アサガオ=夏」のイメージが強いのか、この点での誤解が多いように感じます。

かかりやすい病害虫
病気は特になし・害虫 アカダニ アブラムシ

まとめ 
タネまきは気温がじゅうぶんに上がる5月以降に
日当たりを好む
水はけのよい肥沃な土が適する

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