鱗片状の球根が印象に残る

アキメネスとは

イワタバコ科 球根植物 「あ」からはじまる植物

アキメネス
この植物の育て方
科名
イワタバコ科
学名
Achimenes
原産地
熱帯アフリカ 西インド諸島
大きさ
高さ15cm~80cm
開花期
7月~9月
難易度
★★★☆☆(ふつう)

こんな植物です

球根

メキシコ南部~中央アメリカに約20種類が分布する球根植物です。球根は細かい鱗片が集まって、細長~縦に長い卵形になります。その姿はユニークで松かさや魚のウロコに覆われているように見えます。この球根は地下茎が肥大したもので、芽は球根の先端にあります。5月頃に球根を植え付けて7月~9月に花を楽しみます(鉢花は10月~11月頃に出回ることが多いです)。

茎を直立させて葉の付け根に1~数輪の花を咲かせます。高温期はぐんぐん茎を伸ばして、次々に新しい花を咲かせます。花は細長い筒状で先端がラッパのように大きく開きます。花色は青、紫、ピンク、赤、白、黄色などがあり、大きさは大輪種で直径7~8cmになります。 葉は先端がとがった卵形で長さ6cm前後、フチに粗いギザギザがあり表面の葉脈は細かく彫り込まれたようになります。 

名前の由来

アキメネスはギリシア語で「寒い天候を好まない」という意味で、性質に由来します。


主な仲間

〔〕内は学名、A.はAchimenesの略。

ヨーロッパでは19世紀頃から盛んに品種改良が行われ、多くの園芸品種があります。

改良の中心となったのはメキシコ~パナマに分布するロンギフロラ〔A. longiflora〕という野生種です。鮮やかな赤花を咲かせるエレクタ〔A. erecta〕は18世紀にイギリスに導入され、アキメネスの中では最も古くから栽培されている種のひとつです

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