生垣にも利用される

アベリアとは

スイカズラ科 「あ」からはじまる植物

フランシス・メイソン
フランシス・メイソン
この植物の育て方
科名
スイカズラ科
学名
Abelia × grandiflora
別名
ハナツクバネウツギ
原産地
園芸種
大きさ
高さ50cm~2m
開花期
5月~10月
難易度
★★☆☆☆(そだてやすい)

こんな植物です

〔〕内は学名、A.はAbeliaの略

アベリアは東アジア、メキシコにおよそ30種が分布する低木で、日本にも2種が自生します。その中でもよく植えられているのは半常緑性のグランディフローラ種です。

グランディフローラ種は中国原産のキネンシス種〔A. chinensis〕とユニフローラ種〔A. uniflora〕を掛け合わさった雑種です。栽培されているのはその中でも人の手によって育種・選抜された園芸種です。園芸で単に「アベリア」というと本種を指すのが一般的です。細い枝をたくさん伸ばして、よく茂ります。葉っぱは光沢のある濃緑色、形は長三角形で小振りです。主な開花期は春から秋で、花は小さな釣鐘状で色は白やピンクです。極端に寒いと冬に落葉することがあります。

病害虫が少なく丈夫で枝をよく出し、刈りこんで色々な形に仕立てられるので生垣の他、公園や道路脇の植え込みにもよく植えられます。成長の遅い品種は場所をとらず、寄せ植えなどでも楽しめます。

名前の由来

属名のアベリアは、イギリスの植物学者エイブルの名前に由来します。


主な品種

性質などの異なる品種がたくさんあり、用途に応じて使い分けできるのもアベリアの特長です。葉に黄色や白の縁取りの入る葉の美しい品種も多くあります。

エドワード・ゴーチャー〔A. × grandiflora ’Edward Goucher’〕

花付きがよくて成長が遅いのが特長で、性質も強いです。花色はピンクです。

フランシス・メイソン〔A. × grandiflora ’Francis Masson’〕

葉に黄色い縁取りが入ります。花色は白です。

サンライズ〔A. × grandiflora ’Sunrise’〕

若葉は黄色い縁取りが入り、その縁取りが秋頃に赤オレンジ色に変わる姿が美しいです。花色は白です。

コンフェティ〔A. × grandiflora ’Confetti’〕

葉に白い縁取りが入り、秋頃に赤く色づきます。花色は白です。

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