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土のコツ2 土の種類と特長(2)2006. 4.14

ひとことで「土」といってもたくさんの種類があります。ここでは基本となる用土の特徴と概要をそれぞれ見ていきましょう

■赤玉土【赤玉土】…もっともよく使用される基本用土のひとつです。見た感じは粒上で、指で押すと簡単に崩れて粉になります。粒の大きさによって小粒、中粒、大粒の3種類に分けて売られています。草花の植え付けなどには腐葉土を混ぜて使用します。水はけがよく水もちもよい、理想的な土に近いため、オールマイティーな使用ができます。ただ、長年使用していると、粒がつぶれて逆に通気性の悪い状態になってしまいますので注意が必要です。一年草などには適しています

■腐葉土【ふようど】…落ち葉が堆積して半分くらい分解されたものを腐葉土と呼びます。葉っぱの形は残っていますが、こするとぽろぽろと細かくなります。水はけや通気性に優れています。有機質にも富んでいるので、基本用土と組み合わせてたいがいの植物栽培に利用されます。また、腐葉土は土が硬くしまるのを防ぎ、ふかふかの土を作るという効果もあります。発酵が不十分で葉っぱとかがそのまま残ってしまっているものは、逆に植物によくないので、選ぶときは「完熟」とか明記してあるものを選ぶとよいでしょう。

■パーライト…真珠岩という鉱物を高温で膨張させたもので、人工的に作られた改良用土です。かさかささくさくした感じ(?)で、指でつぶすと簡単に粉々になります。特に肥料なども含まれていません。性質は中性です。水はけや通気性に優れていますが、水持ちは若干よくありません。結構もろいので、袋の底で粉になっていたりします。とても軽いので、つり鉢などあまり重量を重くできないような鉢植えで利用されます。土の重量を軽くしたいときに多用。

■バーミキュライト…ヒル石という鉱物を高温で焼いて膨張させたもので、パーライト同様人工的に作られた改良用土。見た目はきらきらしていて簡単に粉になります。水はけ、肥料持ち、通気性、水持ちすべてに優れており、保水性の悪い土壌に、水持ちをよくする為に混ぜられます。とても軽く、無菌で肥料の成分も含まれておりませんので、種まきの土としても利用されます。ほっかほっかカイロの原材料としても有名。(カイロをお持ちの方は原材料表示を見てください)

■軽石【かるいし】…ごろごろした感じの石ですが小さな穴が無数にあいており軽いのが特長です。固くて指で押したくらいでは崩れません。水はけはとてもよいのですが、水持ちはそんなによくないので、水はけの悪い場所に混ぜて使ったり、鉢の底に、「鉢底石」として使用します。洋ランの栽培にも時々基本用土として使用されます。水のやりすぎで根っこが腐りやすい山野草などにも利用されます。粒の大きさは大中小とあり、目的に応じて使い分けます。

■ピートモス…水苔やシダなどが発酵して土みたいになったもので腐葉土と同様有機質に富んでいます。難点としては酸性度がとても強く、酸性に弱い植物には使用できません。市販されているものは「酸性調整済み」とか書いてあるものを選びましょう。とても軽くて、完全に乾いた状態ではなかなか水をはじいて吸わないのも難点です。でも通気性、水持ちに優れており、保水性もよいので、改良用土としてよく利用されます。無菌なので、種まきの土にも利用できます。

■水苔【みずごけ】…沢や湿地に生える水苔を乾燥させたもの。洋ランの栽培には必要不可欠な用土というよりも植え込み材。一般ではそれ以外はあまり使用しない。鉢植えの表面に敷いて乾燥を防ぐのに使われたりもする。使用するときは水につけて戻してから使う。とてもよく水を吸い、通気性に優れていますが、水持ちがあまりよくなく、乾燥しがちになります。市販されているものはたいがい四角いブロック状で圧縮されて売っています。水で戻すとかなり膨れますので注意。ニュージーランド産がいいものが多いとされている。

■鹿沼土【かぬまつち】…栃木県の鹿沼地方でとれる土。元は火山からの噴出物で、性質は弱酸性。見た目は赤玉土ににています。水持ちや水はけに優れていますが、長期間の使用は赤玉土同様粒が崩れてしまい通気性が悪くなります。サツキやシャクナゲを栽培するためにはなくてはならない土で、草花などを栽培するときには、あんまり使用しません。使用するときは細かくなった粉をふるいにかけて落としましょう。そうしないと、若干通気性が悪くなります。最近は「みじん抜き」と袋に明記した、粉状の土をすでに取り除いてあるものもありますので、購入する際は袋をよく読みましょう。

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