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土のコツ4 よい土の条件(2)2006. 4.14

■それでは、よい土とは?
理屈ではわかったとして、それじゃあどのような土を使えばよいのかということになります。理屈では上記の通りでも、土の粒なんて、肉眼でいちいち見ていられるわけではありません。それぞれの種類の土の性質を把握しておいた上、土は自分で何種類かをブレンドする方法と、すでにブレンドして「〜の土」というふうに市販されているものを使用する方法があります。

■市販の「ブレンド済用土はお手軽」
「室内園芸の土」「サボテンの土」「洋ランの土」「草花の土」「球根の土」「ハンギングの土」「観葉植物の土」「寄せ植えの土」「デラックス観葉植物培養土」これらはホームセンターの園芸コーナーに並んでいる土の商品名です。ぱっと見だけでもこれだけ、ブレンドされて袋に入れられ売られています。その種類の多さに、これだけ商品の差別化が行われているということは、ガーデニングが日本にも浸透していってるのかなと感じました。

閑話休題。たとえば「球根の土」という商品名で何種類かの土をブレンドして、丁寧に肥料まですでに配合されているような用土があります。これはすでになにも混ぜたりしないでもそのまま使える用土でお手軽なので、一鉢とかあまりたくさん植えないときに使用するのにはよいでしょう。しかし、すでにブレンドして売られている用土は少し割高になるので、よいことはよいのですが、たくさん植えるときには適しません。また、自分で土を工夫してみるのもガーデニングの楽しみと思ってみてはどうでしょう。花を見る以外にも、工夫をしてみて楽しんでみましょう。

■自分でブレンドして楽しんでみる
第1回でいろいろな土の種類を紹介しましたが、たくさんのプランターに植えられるときは自分で土をブレンドした方が経済的ですし、いろいろと考えながらやっていくのは手間といえば手間かもしれませんが楽しいものです。それに数種類の土を常備しておくと、特殊なものをのぞいて、ブレンドの仕方でふつうに育てる園芸植物のほとんどがカバーできるのもいいことです。市販のブレンド土と、自分で工夫してブレンドした土の両方を使ってみて、育ちが違うかどうか試してみるのも一興。

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