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ひらひらと枝に舞う花

ハンカチノキ

ハンカチノキ
科名:ハンカチノキ(ミズキ)科
学名:Davidia involucrata
別名:ハトノキ
原産地:中国
樹高:3m-20m
開花期:4月~5月
栽培難易度:バー バー バー バー バー
(ふつう)

くわしい育て方

ハンカチノキとは

果実
ハンカチノキの果実
中国の西部から南部に分布する落葉性の高木で標高1200m~1500mの日当たりのよい斜面に自生します。生長すると樹高20mに達し、幹の直径は1mにもなります。

葉は縁にぎざぎざがあり、裏側を見ると葉脈の部分が盛り上がっています。春に葉を広げると同時に枝から短い柄を下向きに伸ばして花を咲かせます。花は白く色づいた苞と呼ばれる大きな葉っぱが2枚と花の本体からなり、花びらはありません。花の本体は苞にくるまれるよう中心に付き、たくさんの雄花と1本の雌花が集まってピンポン球のように丸くなります(両生花)。中には雄花のみで雌花の付かない花もあります(雄花序)。花は開くと独特の臭いを放ち、ハエなどの虫が寄ってきます。花は咲き始めから1週間前後が見頃で、その後は苞が落ちていきます。苞には落ち方が二種類あり、雄花序苞はきれいな状態で2枚くっついたままぽとりと落ち、両生花の苞はしおれて黄色く変色してからばらばらに落ちます。花後は表面がざらざらした直径2cmほどの果実ができ、秋に熟します。

分類体系によってはミズキ科やヌマミズキ科に分類されることもあります。

由来・歴史

属名のダビディアはこの植物を発見したフランス人の神父アルマン・ダビットの名前にちなみます。だビット神父はジャイアントパンダを発見した人物としても有名です。和名のハンカチノキや別名のハトノキは大きな白い苞に由来します。

日本に入ってきたのは1952年、アメリカからタネを入手して苗木を育てたのが最初です。このときは2本の苗木が育ち、そのうち1本は1965年に初めて開花しましたがその後2本とも枯れて現在はありません。日本に現存する最も古い木は1958年頃にタネから育てられたもので、小石川植物園に植えられています。日本でも広く出回るようになったのは1991年頃に中国から苗木とタネが大量に輸入されてからです(それまでも少量ずつ苗木の輸入はされていました)。

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