ヤサシイエンゲイ

ハナズオウの育て方

ハナズオウマメ科 学名:Cercis chinensis用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(そだてやすい)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよい)

中国北部~朝鮮半島にかけて分布するマメ科の落葉樹です。日本では樹高2m~5mの低木状に育ちますが、自生地では10mを越す高木になるといわれています。古くから花木として親しまれてきました

栽培カレンダー
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花期
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植え付け
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剪定
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肥料
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季節・日常の手入れ ポイント
間引き剪定
間引き剪定地際から数本の幹を伸ばして生長していきます。この幹の中で細かったり生長が弱い物を選んで根元から間引いてしまい、丈夫な幹を2~3本残します。これをせずに出てくる幹を全部育てると株内が混み合ってよくありません。

切り戻し
木が若いうちは生育も旺盛で枝もよく伸びるので、混み合った部分や長い枝を切って樹型を整えましょう。花は短い枝につき長い枝には付かないので長い枝は数芽残して切るか、根元から切り落としてしまいます。木が年をとってくると生育も緩慢になり花のつく短い枝がたくさん出るようになり、長い枝にも花をつけるようになるので切り戻しを行う必要はありません。

剪定の時期、注意点
自然に近い形の樹型のほうが見栄えがするのでさほどいじる必要はありませんが、樹型を好みに整えたい場合はできるだけ若いうちに剪定を行います。枝を切る時期は落葉している晩秋~冬時期ならいつでもできます。この時期なら花芽がそれとわかりますので油断しなければ切り落とす心配もありません。

夏頃に、まだ目で確認できませんが花芽が形成されます。夏~秋は枝先を整える程度にとどめ、枝をばっさりと切り落としてしまうような剪定は花芽が確認できるようになる落葉期以降にしましょう。

日当たり・置き場所 
日当たりの良い場所が適します。日陰だと枝も間延び気味になり花つきも悪くなります。十分日光の当たる場所を選んで植え付けましょう。

寒さには強く、冬は落葉するので特に防寒を行う必要はありません。

水やり・肥料  ポイント
基本的に植えつけ直後や地面がひどく乾くとき以外は水を与える必要はありません。

マメ科植物特有の根粒菌と呼ばれるものが根に共生しています。この菌は空気中の窒素を取り込んで植物の肥料にするという役割があるので、窒素分は与えなくても自然に供給されています。ですから肥料を与える際は窒素分の極力少ないものを与えるようにしましょう。具体的には油かすと骨粉を等量混ぜたものを使用するとよいでしょう。やせ地でも丈夫に育つ植物なので量は控えめにします。あまり肥料を与えると花つきが悪くなるので逆効果です。肥料を与える時期は1月下旬~2月、8月下旬の年2回です。

用土
水はけがよくやせ気味の場所を好みます。粘土質の場所は適しませんが、どうしてもそこに植えたい場合は水はけをよくするために砂や堆肥を十分に混ぜる(もしくは土の一部を入れ替える)から植え付けましょう。

植え替え・植え付け
植えつけの適期は2月~3月、11月~12月、要するに落葉時期が適期です。苗を選ぶときは地面から出てくる幹がたくさん生えているものではなく、太くて丈夫そうなものが数本伸びているもののほうが良いです。細い幹は生育もあまり良くない上にどうせ間引いてしまうからです。

ふやし方
タネまきで育てるのがいちばん一般的で簡単です。秋にマメのサヤが熟して茶色くなります。鞘をとって中に入っているタネを採って空気の通る茶封筒などに入れて涼しくて暗い場所に保管しておきます。

4月下旬~5月上旬頃に保管しておいたタネを80℃前後の湯に浸し自然にお湯が冷めるまでおいておきます。これは水分を吸収させてタネの皮を軟らかくし、発芽しやすいようにするためです。このほかにもコンクリートにタネをこすりつけて表皮に傷を付けてからまく方法もあります。いずれにしても皮が非常に固いので発芽しやすいように必ず行うようにしましょう。

ポットにまく方法もありますが、庭に直接まいてもよく育ちます。タネをまいて早いもので3年、だいたいが4年目くらいから花を咲かせます。

かかりやすい病害虫
特にありません。

まとめ 
肥料はチッソ分の少ない物を施す
植え付ける場所は水はけと日当たりの良い場所を選ぶ
剪定は落葉時期に行う

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