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病気 なし 害虫 なし
特にかかりやすい病虫害はありません
●用土を乾燥させない
●夏は涼しい場所、冬は暖かい場所で
●むやみに葉をいじらない

北アメリカのノース・カロライナ、サウス・カロライナを故郷とする多年生の食虫植物で沼地や湿地に自生しています。葉が立ち上がるものや、地面にべちゃと寝るように生えているものなど、多少株ごとに葉の生え方に個体差があるようですが基本は1種のみです。ハエトリソウの特長はなんと行ってもその珍奇な姿とダイナミックに動いて昆虫を捕らえるところでしょう。
左右二つに分かれた葉のフチには歯や牙を連想させるような針状のトゲがあり、葉の中には左右3本ずつ「感覚毛」と呼ばれる短い毛のようなものが生えています。昆虫などの侵入によってこの感覚毛が2度刺激を受けると、あっという間に左右の葉がぴったりと閉じます(じっくり確実に捕らえる為なのか、1度の刺激では反応しません)。フチの針状のトゲはかみ合い、閉じこめられた昆虫が逃げられないような仕組みになっています。捕らえられた昆虫はハエトリソウの出す分泌液で養分を吸収されます。5〜6月に直径1.5cmほどの白い花を咲かせます。

葉の感覚毛に触れるとあっという間に閉じ、数日経過するとまた開く動きが面白いですが、葉は開閉することにより老化が早くなります。1対の葉は2〜3回の開閉運動が限度でその後枯れてしまいます。故意に刺激を与えて開閉運動を繰り返させることで葉が早く枯れてしまいますので、あまりいじりすぎない方がいいでしょう。

4〜9月の生育期は屋外の半日陰の場所で育てましょう。高温に弱いので、特に真夏の直射日光には注意が必要です。また、強い風を嫌いますので風当たりの強い場所も避けます。室内で育てる場合は窓越しに日の当たる場所などが適しています。
秋頃から新しい葉を出さなくなり、冬は休眠します。凍らせなければ枯れませんが、寒風や霜を避けて室内やベランダの日当たりのよい場所に置きましょう。

原産地の生育場所が湿地や沼地など常に湿っている場所で、水切れを極端に嫌います。通常草花にやるような水やりではすぐに水切れを起こしてしまいます。鉢に受け皿を敷いてそこに水を張り、鉢底から水を吸収させて常に湿らせた状態を保ちます。受け皿の水が減ったら、その分足します。真夏は水が傷みやすいので2〜3日に1回取り替えた方がよいでしょう。冬は休眠に入り生育期に比べると用土は乾きにくいですが、水切れさせないように注意しましょう。
春から秋の生育期間中、月1回の割合で2000倍〜3000倍に薄めたごく薄い液体肥料を与えます。根が弱く肥料の濃度が濃いとすぐに傷んでしまいますので気を付けましょう。夏の高温期は生育が弱ることがありますので、肥料は与えません。栄養は根から十分に吸収できるので、わざと虫を与える必要はありません

通気性と水保ちを考え、水ごけを使うのが一般的です
常に湿らせた状態で栽培するので、用土の水ごけが傷みやすいです。傷んで腐ってしまった水ごけは生育上よくないので、1〜2年に1回植え替えます。
鉢から抜いた株は水ごけを丁寧に取り除きます。根の間などに入ったものもピンセットなどを使い丁寧に取り除きましょう。湿らせた新しい水ごけでやさしく根を包んで鉢に植えます。
ハエトリソウの根は繊細ですぐ折れてしまう(もろい)ので、植え替えは休眠期の冬〜2月頃〜に行います。(休眠期は生長せず、多少根が傷んでも株全体に与えるダメージは少ない。また春に暖かくなったら新たな根がでて回復するので)。
タネから育てることができます。花が咲いた後にできるタネを採取しますが、熟したタネは自然にばらまかれてしまうので、早めに採取します。また、タネは保存がきかないので(発芽力が早く失われる)取ってすぐにまきます。
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