ヘメロカリスの育て方
ユリ(ススキノキ)科 学名:Hemerocallis 用途 鉢植え 露地植え 大きさや花色など非常にバラエティーに富んでおり、性質もとても丈夫なので海外では花壇や庭、コンテナをはじめとして、色々なシーンで活躍する草花です。日本では海外ほど多く利用は見られません |
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開花期 |
植え付け |
肥料 |
季節・日常の手入れ ポイント
ひとつの花の寿命が1日と短いので開花時期にほおっておくと、枯れて汚くなった花だらけになってしまいます。また、枯れた花をつけたままにしておくと、栄養もそちらにとられてタネができてしまい、株が疲れてしまいます。咲き終わった花から花首のあたりで摘み取りその花茎に花が咲かなくなったら付け根から花茎を切り落としましょう。
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みますが午前中は日が当たるけれども午後からは日陰になるような場所(半日陰の場所)でもよく育ちます。真夏は日射しが強すぎて株が暑さと乾燥で弱ることがありますので鉢植えのものは半日陰の場所に移動させましょう。
耐寒性があり寒さに強いので屋外でなにもせずに冬越しが可能です。
水やり・肥料
土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。特に開花時期に乾燥させるとつぼみが落ちることがあります。夏は水切れさせないように気を付けましょう。夏は早朝や夕方の涼しい時間帯に水を与えた方が、過度な水分の蒸発と蒸れを防ぐことができます。日中にしおれるほど乾燥しているのに気づいたら、その時は水を与えてもかまいません。鉢植えの場合、夏は風通しの良い涼しい場所に移動させて水を与えましょう。
肥料は、土にあらかじめゆっくりと効く粒状の肥料を混ぜておきましょう。その後は追肥として春に暖かくなってきた3~4月頃に1回、花が咲き終わった9~10月頃に1回化成肥料を株元にばらまきます。
用土
有機質に富んだ土なら特に土質を選びません。庭植えにする場合は堆肥や腐葉土をよく混ぜ込んでから植え付けましょう。鉢植えは赤玉土(小粒~中粒)7:腐葉土3の割合で混ぜた土を使用します。
植え替え・植え付け
庭植えの場合、一度植え付けたら5~6年は植え替えをしなくても元気に育ちます。毎年大きくなり地下茎が混み合ってくると株の中心部分から生育が衰えて枯れてきます。そうなると株分けを兼ねて新たに株を作り直す必要があります。株分け、植えつけの適期は春は3月~4月、秋は9月~10月です。寒冷地以外なら秋に行う方がその後の生育によい。
葉を株元から10cmほど残してすべて刈り取り、株を掘り上げ一株が2~3芽になるように切り分けてそれぞれを充分間隔(40cm~50cm)をあけて植え付けます。春にこの作業を行う場合は葉を刈り取る必要はありません。
鉢植えは、鉢の底から根が伸びでてくるようなら一回り大きな鉢に植え替えます。鉢が大きくなりすぎたら株分けも兼ねて植え替えを行いますが、10号鉢(直径30cm)くらいの大鉢の方がボリュームがある見事な株になるので、鉢を置くスペースがあれば大株になるまで株分けせずに育ててみたい。
ふやし方
株分けでふやすことができます。方法は「植え替え・植えつけ」の項を参照にしてください。
かかりやすい病害虫
春暖かくなるとアブラムシが非常に発生しやすいです。油断していると葉や茎がおおわれるほど大量発生します。見つけ次第殺虫剤を散布して駆除しましょう。
まとめ
日当たりの良い場所を好みます
アブラムシが付きやすいので薬剤を散布します
花は短命で一日でしぼみます
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