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ベルガモット(モナルダ)の育て方

ベルガモットシソ科 学名:Monarda didyma用途 鉢植え 露地植え
難易度 バー バー バー バー バー(ふつう)

耐寒性 バー バー バー バー バー(つよいほう)

主な開花期は初夏~秋で花色は鮮やかな緋色です。花は茎の先端にぐるりと密に咲き、その姿と花色から、タイマツバナの和名があります。葉っぱをお茶にしたり、利用理の香り付けに利用し、ハーブとして扱われます

栽培カレンダー
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開花期
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植え付け
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肥料
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季節・日常の手入れ
花が咲き終わったら花首の当たりで切り落としましょう。枯れた花は美観を損なうだけでなくほおっておくとタネができてそちらに栄養がとられて株が疲れて開花期間が短くなったり葉が枯れたりします。また多湿の時期は枯れた花がカビてそこから病気になることもあります。

株が大きくなって枝葉が混み合ってくると、株が蒸れて下葉が枯れ上がったり病気にかかりやすくなるので、混み合った部分は刈りこんで風通しを良くしましょう。

日当たり・置き場所 ポイント
日当たりを好みますが、真夏の強烈な直射日光に当たると乾燥しすぎて、生育が衰えたり葉焼けをおこします。庭植えは午前中は日がよく当たり、午後からは日陰になる半日陰が適しています。鉢植えは夏は半日陰の場所に移動し、そのほかの季節は日当たりの良い場所に置いて育てましょう。

寒さに強く屋外で充分越冬可能です。特に防寒対策を行う必要はありません。

水やり・肥料
過湿を嫌いますが、極端に乾燥させると生育不良をおこします。特に真夏は乾きやすいので水切れに気を付けましょう。基本的には土の表面が乾いたらたっぷりと与えるようにします。

肥料食いの植物で、生育期に肥料が切れると葉っぱが枯れることもあります。植え付ける際に、土にあらかじめゆっくりと効く粒状の肥料を混ぜ込んでおきます。追肥として4月と6月、花後の9月に1回ずつ土に混ぜたものと同じ肥料や化成肥料を株元に与えます。

用土
やや湿り気があり、水はけの良い土を好みます。乾きすぎる土はあまり適しません。植え付ける前に腐葉土を混ぜ込んでおきましょう。鉢植えにする場合は赤玉土(小粒)6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で混ぜた土を使います。バーミキュライトを入れるのは水もちを良くするためです。

植え替え・植え付け
庭植えの場合、長期間同じ所で育てていると株が混み合ってきて風通しが悪くなり、株が蒸れて生育が悪くなります。最初の2~3年は刈り込んで風通しを良くすることもできますが、いずれ限界が来るので3~4年に1回は株分けも兼ねて植え替えましょう。

鉢植えには根の生育が旺盛で一年も経つと鉢の中が根でいっぱいになってしまいますので毎年一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えの適期は3月~4月と9月~10月です。

ふやし方
株分けとさし芽ででふやすことができます。

株分けの適期は3月~4月と9月~10月です。秋に植え替えを行うときは株元から15cmくらいの高さの場所で茎を刈り取ってから掘り上げて地下茎を切り分けます。

さし芽は5~6月が適期です。元気な枝を先端から10cmくらいの場所で切り取り土に挿す下の部分の葉を取り除き1時間ほど水に挿して吸水させてから川砂やバーミキュライトにさします。根が出るまで乾かさないように明るい日陰で管理しましょう。

かかりやすい病害虫
高温多湿の時期にウドンコ病や灰色カビ病などの病気が発生しやすいので、梅雨時期から夏にかけては特に風通しに気をつけましょう。

まとめ 
やせ地でなければ肥料はほとんど要りません
剪定の適期は秋から春、ただし厳寒期は避けます
寒さの厳しい地域では落葉することがあります

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